●こんなお話
複数の愛人と別れるために赤の他人の女性を妻と装って、愛人たちに会いに行く話。
●感想
舞台が戦後すぐで戦後民主主義の教育を受けてきた自分から見ると、当時の男性の女性に対する考えとかに驚く時代で妻と愛人多数という関係が許されるのが興味深い映画でした。
タイトルに喜劇が入っていますが、正直そこまでニコニコしたりクスリとしたりもできずに終始無表情の100分間でした。
主人公が子どもに会いたいということで愛人たちと別れたいけど別れらないから、知り合った他人の女性に頼んで妻のふりをしてもらって、愛人たちに会いに行ってのドタバタが何回か続きます。
小池栄子さんが普段は薄汚れているけれど実は美人でという設定があまりギャップがなく、普通に小池栄子さんにしか見えず落差の面白さみたいなものはなかったです。愛人と会って別れる別れないのドタバタ、その後奥さんと子どもが作家先生と…という展開から占い師が出てきてさらに死亡説。と次から次に喜劇として転がっていきますが、主人公が死亡説になるのも当時の検死の能力とか低いのかもしれないですが、何年も何していたんだとか考えてしまいました。
それに皆さんオーバーなお芝居が舞台を見ているかのようなテンションなのもリアリティを感じれない要因の1つでした。
そしていつの間に主人公同士が恋愛関係になったのかわからないまま終わっていきました。
☆☆
鑑賞日:2021/05/21 WOWOW
リンク
| 監督 | 成島出 |
|---|---|
| 脚本 | 奥寺佐渡子 |
| 原作 | ケラリーノ・サンドロヴィッチ |
| 出演 | 大泉洋 |
|---|---|
| 小池栄子 | |
| 水川あさみ | |
| 橋本愛 | |
| 緒川たまき | |
| 木村多江 | |
| 皆川猿時 | |
| 田中要次 | |
| 池谷のぶえ | |
| 犬山イヌコ | |
| 水澤紳吾 | |
| 戸田恵子 | |
| 濱田岳 | |
| 松重豊 |


