映画【ゴーン・ベイビー・ゴーン】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 ボストンの貧困街で誘拐事件が発生して探偵さんが捜査する話。

●感想

 ボストンの雰囲気を静かに映しだした映像はかっこよくて、その雰囲気に渋い役者さんたちを見られるだけで満足な1本でした。

 探偵の主人公のもとに誘拐事件の捜査の話があって、人脈で話を転がしていきます。そしてしだいに何が正義か? という問いかけになっていって悩む主人公。

 ただ誘拐事件のミステリー物として見ても中途半端で消去法で犯人はすぐに怪しさ全開の人がいるし、しかも彼が自ら強盗犯を装って主人公たちのもとへやってくる理由が弱いし、主人公が探偵としての能力がどれくらいあるのか映画を見ても全然わからなかったです。ただコネクションだけで友達に話を聞きに行ったら、その人が重要なことを知っていて解決の方向へ転がっていくだけにしか見えなかったです。そもそも全く探偵に見えずそこらへんのお兄ちゃんにしか見えなかったです。

 そのため後半で事件の真相がわかってから、愛情のない実の親か。愛のある誘拐犯かで悩むのも雰囲気でそれらしく見えますが、ミステリーとしての中途半端さが頭に残ってしまうためにノイズとなってヒューマンものとしても中途半端になってしまう映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2017/03/13 NETFLIX

監督ベン・アフレック 
脚本ベン・アフレック 
アーロン・ストッカード 
原作デニス・ルヘイン 
出演ケイシー・アフレック 
ミシェル・モナハン 
モーガン・フリーマン 
エド・ハリス

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