映画【極道めし】感想(ネタバレ)

Gokudô meshi
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●こんなお話

 刑務所の受刑者たちが年に一度の豪華な食事について語る話。

●感想

 いかんせん、スクリーンに映し出されるくちゃくちゃと食べる顔のアップは観るに耐えられなかったです。ほおばりながら、喋ったりするので食べ物飛んだりするのを観るのは不快そのもので、そちらを観てしまって会話の内容が全く入ってこなかったです。

 受刑者たちが毎年、思い出の料理のエピソードを話していきますが。一体、そんなに食べ物のエピソードがあるのかと、食にそんなにこだわった人生を送ってきたのかと思う人たちの集まりでした。しかも、みんな刑務所の中にいるのに、毎年、ネタがあるのが凄いです。

 5人の受刑者がそれぞれのエピソードを話していきますが、そのたびに回想が入って流れが途切れてしまいました。それに、そこで出てくる料理が美味しそうに見えない。更に、回想でも当然、卵かけご飯をくちゃくちゃ食べ始め。カレーオムライスカルボナーラという謎の食べ物を勢いよくかきこんでいくのを観るのが辛かったです。

 主人公の回想でのヤクザの話も、よくあるけなげなヒロインとの関係を描いたもので、目新しいチンピラのエピソードでも何でもなかったのが残念でした。
 そこで出てくるラーメンも美味しくなさそうでしたし、これまたアップで食べるカットが出てきて観ていられなかったです。

 話の流れも、その主人公の回想がクライマックスのような感じで1番盛り上がりましたが。そこから更にもう1人の回想が始まるので、グッタリしてしまいました。そこのすき焼きの思い出のくだりも、あまり必要ないと思ってしまいましたし。

 エピローグで、主人公がヒロインのもとを尋ねる場面はなかなか感動的でよかったとは思いました。とはいえ、ラーメン屋の店内で客もいるのに自分の赤ちゃんのご飯タイムをはじめる店はいかがなものかと思ってしまいましたが。

 とはいえ、役者さんたちは全員素晴らしくて。仲の良さそうな感じを表現していてとてもよかったです。

☆☆

鑑賞日:2011/09/28 TOHOシネマズ南大沢

監督前田哲 
脚本前田哲 
羽原大介 
原作土山しげる
出演永岡佑 
勝村政信 
落合モトキ 
ぎたろー 
麿赤兒 
木村文乃 
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