映画【ゴジラ対ヘドラ】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 公害から生まれたヘドラと戦うゴジラの話。

●感想

 いきなりおどろおどろしい映像と共に「水銀、コバルト カドミュウム」と主題歌が始まってキャッチーで素晴らしいスタートでした。

 世間ではオタマジャクシみたいな怪物がタンカーを沈めたりして騒動が起こっている中、主人公家族のお父さんと息子さんが海に行ったらそのオタマジャクシの怪獣に遭遇して、お父さんは水中で襲われて顔半分が火傷みたいにただれて、息子はナイフを怪獣を突き刺す勇猛果敢な行動をとります。

 どうやら宇宙からやってきて日本の公害で巨大化した怪獣ヘドラらしいとわかって、ヘドラが通ると公害をまき散らして、校庭で運動していた生徒たちはぶっ倒れ、通過した下にいた人たちが溶けて骨になっちゃうという恐ろしい描写が凄かったです。麻雀をやっていたらヘドロに埋もれるおじさんたちのカットとかも結構怖いです。「富士山麓で100万人ゴーゴーだ」と若者たちが集まってバカ騒ぎをやろうとするけれど結局100人しか集まらないやとフェス的なことをやりますが、それを遠くから見つめる青白い顔をした老人たちというカットも不気味でした。そもそも何で富士山麓で集合しようとするのか謎の若者たちでした。

 ゴジラが結構苦戦する戦いで、特に後半は人間がヘドラ対策で乾燥させるための巨大電極版がなかったらやられていたのではないかというやられっぷりでした。

 がっつりとした環境問題を提起してアニメーションや電極版がやられて動かせなかったり、酸素爆弾の投下の指示がうまくいかない無能な自衛隊が印象的な映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2021/05/12 NETFLIX

監督坂野義光 
特殊技術中野昭慶 
脚本馬淵薫 
坂野義光 
出演山内明 
木村俊恵 
川瀬裕之 
柴本俊夫 
麻理圭子 
吉田義夫 
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