映画【ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS】感想(ネタバレ)

Godzilla : Tokyo S.O.S.
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●こんなお話

 ゴジラ、モスラ、メカゴジラの3大海獣のバトルの話。

●感想

 メカゴジラが修理中で博士のもとに小美人が現れてメカゴジラがいるからゴジラが現れるという警告があったり、主人公のもとに知り合いのパイロットたちが現れてメカゴジラの存在について話したり。

 ゴジラが現れてメカゴジラのいる場所へ向かう。総理大臣はメカゴジラを放棄するかいなかで悩んだり、子どもがモスラを呼ぶために学校の校庭に机でモスラのロゴを表示してモスラを呼ぶ。

 ゴジラ対モスラが始まってメカゴジラも出撃して対決するけど、メカゴジラを修理するために主人公が1人で乗り込んでメカゴジラヲ修理するけど、メカゴジラは戦いたくなかった的なメッセージを受け取る。メカゴジラが暴走してゴジラを日本海溝へ突入してメカゴジラに取り残された主人公を仲間たちが救出しておしまい。 

 冒頭の謎の飛行物体を迎撃する航空自衛隊の戦闘シーンや機龍の武器のギミックは迫力あって、ミサイルがいっぱい飛び交って、ゴジラや成虫モスラ幼虫モスラの特撮パートの気合の入りっぷりは伝わってきて日本特撮の面白さを堪能できる作品でした。

 ただお話の方は子ども向けの域を抜けてなくて、登場人物たちには全く感情移入できませんでした。主人公が整備士というのは面白い設定でしたが、最後になった途端に整備士の主人公とメカゴジラが浪花節のような展開になるのが驚きでした。いつの間に機龍が人間的な意思を持つようになったのか。マシンの擬人化が激しかったです。
 メカゴジラの愛着等が描かれていないため、最後になって突然メカゴジラとの感動的な別れの展開になってもいかんせん心を動かされることがなかったです。メカゴジラを操縦する隊員たちも、まさにステレオタイプといった人たちで、初対面でいきなりパンチを繰り出す隊員を見ていると苦笑いで見てしまいます。ラストの脱出劇のトンデモ度も苦笑いになってしまいます。

 ゴジラの骨を利用しているためにゴジラが現れるのでメカゴジラを捨てるべきか否かという悩みとかや為政者や軍人さんたちが理想的に描かれていて面白いですが、モスラを呼ぶために子どもが学校の校庭にモスラのマークをせっせと机で作るとかそれを非難しないといけないため探す大人たちとかの流れとかは結構退屈の時間が多かったです。

 特撮は面白く見れてドラマパートは意識なくなりながら見ているゴジラ映画でした。

☆☆

鑑賞日:2011/08/04 DVD 2021/07/16 NETFLIX 2024/12/31 Amazonプライム・ビデオ

監督手塚昌明 
脚本横山昌宏 
手塚昌明 
出演金子昇 
吉岡美穂 
虎牙光輝 
小泉博 
長澤まさみ 
大塚ちひろ 
喜多川務 
中川素州 
中尾彬 
釈由美子 
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