映画【ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 ゴッサムシティで暴れまわっていろんな人間から恨まれた主人公がダイヤをめぐって争う話。

●感想

 主人公が恋人と別れて傷心のなか、自分に復讐しようとする人たちに狙われて困っている。街の支配者がいて、主人公は歌手で支配者の運転手になった人とかボウガンを使う殺し屋とか事件を追う刑事とかと知り合いになっていって、ダイヤの行方をみんなが狙って、それを少女が持っていることを知って少女を守るための戦いになって、信頼している人に裏切られたりしつつ遊園地で戦うクライマックス。少女が人質に取られるけど少女の機転で支配者をふっとばして、主人公以外のメンバーがチームを組んで主人公は少女と逃避行しておしまい。

 キャラクターものとして主人公のハーレイ・クインがかっこよくて、それがよければすべてよしな映画でした。警察署襲撃のもくもくとカラフルなスモークが上がる中での格闘はビジュアル的にも楽しかったです。ただ主人公の魅力だけでストーリーや周りのキャラクターがそこまで魅力的に感じられなかったです。

 時間軸を入り乱れて主人公や仲間となるキャラクターがしだいに終結していくところとかは、特に興味が持てず退屈な時間が多かったです。歌手だったけど戦闘能力を買われてカタキ役にドライバーとして雇われる人だったり、家族を皆殺しにされてクロスボウでリベンジしていく人だったり、刑事さんだったりがそれほど興味を持てる人たちじゃなかったのが痛いです。物語の中盤でやっと目的のダイヤを持っている少女と出会って彼女を守るために女性陣が集結して戦うことになるというのも流れが遅く感じました。

 そして何より、カタキ役のユアン・マクレガーさんが魅力がないのが痛かったです。ちょっとだけマスクをかぶるくらいで、あとは常に怒っているだけで強くもなく悪のカリスマ性もなかったです。手りゅう弾で体がバラバラになるのとかは楽しい退場シーンでした。

 アクションシーンも普通に殴り合ってるだけの時間が多く、フレッシュな戦いとかはあまりなくアクション映画としても退屈な映画で残念。

 とはいえ、主人公がよければすべてよしな映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2020/06/15 DVD 2025/01/01 Amazonプライム・ビデオ

監督キャシー・ヤン 
脚本クリスティーナ・ホドソン
出演マーゴット・ロビー 
メアリー・エリザベス・ウィンステッド 
ロージー・ペレス 
ジャーニー・スモレット=ベル 
ユアン・マクレガー 
クリス・メッシーナ 
エラ・ジェイ・バスコ 
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