映画【グローリー】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 南北戦争のときの北軍の黒人部隊を描いた話。

●感想

 奴隷解放のために戦っている北軍だけど、そんな単純な構造ではなく。北軍でも差別や不当な扱いを受けて、いかに黒人が辛い体験をしてきたのかわかる戦争映画でした。それでいて、白人の上官と兵隊の黒人たちの絆が深まっていくのを丁寧にわかりやすく見せてくれて、王道の青春ドラマとしてよくまとまっていました。かつ音楽も綺麗で印象に残りました。クライマックスで難攻不落の要塞に突撃していく姿は感動的でした。

 ただ、世間知らずの若者が指揮官として成長していく。主人公の友人で変化していく主人公と対立する友人。まとまろうとしないけどしだいに周囲と絆を深める不良キャラ。学問はできるけど実戦とのギャップに悩む優等生。上官と現場との間にいいバランスの温厚な年長者。とステレオタイプのキャラクターが総出演で目新しさはあまり感じられなかったです。

 とはいえ、120分でバラバラで使い物にならなかった軍隊が1つにまとまっていく姿と南北戦争をうまく組み合わせてくれて面白い映画でした。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2017/04/14 NETFLIX

監督エドワード・ズウィック 
脚本ケヴィン・ジャール 
原作リンカーン・カースティン 
ピーター・バーチャード 
ロバート・グールド・ショー 
出演マシュー・ブロデリック 
デンゼル・ワシントン 
ケアリー・エルウィス 
モーガン・フリーマン 

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