映画【天軍】感想(ネタバレ)

Cheon gun
スポンサーリンク

●こんなお話

 南北合同で核兵器を極秘裏に開発していて、ごたごたの中タイムスリップして李舜臣と出会って侵略者たちと戦う話。

●感想

 何気に豪華キャストでその競演が見ものの作品でした。話自体はぶっ飛んでいて、最初から南北でアメリカにも気づかれないまま核兵器を開発しちゃってる状態から話が始まって、タイムスリップして朝鮮の英雄である李舜臣がまだまだダメダメなときと出会って彼とともに侵略者である中華民族と戦うという。

 かなり戦国自衛隊チックであり、後半になると村人を軍事訓練して戦うというどこかで見たことあるかのような展開がベースでした。ただでさえタイムスリップして戸惑うというだけで1本の映画になりそうですが、主人公たちはすぐに状況を受け入れ、しかも日本を倒した李舜臣将軍と出会って、彼が全くカリスマ性もない若者で彼を何とかリーダーにしようとして、とかいろいろ詰め込まれていて、高速で進んでいく印象でした。

 近代兵器といっても自動小銃くらいで戦車やヘリコプターが出てこないのが不完全燃焼でした。近代兵器で昔の戦力と戦うとかの面白さもあまりなく、基本は南北共同軍の対立のドタバタのコメディで楽しいですが、終始何やっているんだろうと虚しくもある映画でした。

 李舜臣もクライマックスでいきなりカリスマ性を発揮して、いつの間にか成長してリーダーとしてふるまったりして心の変化がわかりにくかったです。

 現代に戻れないけど、村人たちを無視できないと残る決断をするとか熱い展開ですが。そこらへんもあっさりしていて、自動小銃で虐殺していくだけなのでクライマックスの合戦もせっかくの迫力あるものだけど心は動かされないまま終わっていきました。

☆☆

鑑賞日:2020/08/19 DVD

 

監督ミン・ジュンギ 
脚本ミン・ジュンギ 
出演パク・チュンフン 
キム・スンウ 
ファン・ジョンミン 
タイトルとURLをコピーしました