映画【ふがいない僕は空を見た】感想

☆☆☆

●こんなお話

 高校生と主婦が不倫きっかけでもろもろ悩む話。

 詳しいあらすじ解説はMIHOシネマさんの映画ブログから

●感想

 いきなりのセックスシーンからでそこに目がいってしまいがちですが、セックスだけないその先の苦悩を繊細に描いていて面白かったです。

 序盤は、コスプレセックスをする高校生と人妻。この人妻さんが旦那さんとその母親とうまくいってなくて、銀粉蝶さんが圧力すごい感じで出てきて息苦しい人でよかったです。旦那さんが情けないだけで、本当にあんなテレビばかり見て奥さん任せいるか? とも思ってしまいますが、あんな旦那さんと義母さんがいたら、そりゃ嫌になるわと思ってしまいます。
 人妻さんが丁寧に描かれる一方、高校生がイマイチわかりづらくて何で「こんな事よくないよ」と急に別れを切り出したのかがわからなかったです。好きな女の子から告白されたのがでかいと思いますが、その女子高生に対してもそんな救いをしていないようだし。

 もう一人、祖母を介護してコンビニのバイトで頑張る高校生が出てきます。この人のお母さんが酷い人で、米びつの通帳返せと。彼のバイト先の優しい先輩や同級生の女の子。
 ちょっと物語の構成として前半の高校生と人妻さんが全く出てこなくなるので、前半の気持ちの流れと後半の気持ちの流れがプッツリ途切れてしまって140分という長さも相まって、ちょっと集中力が切れてしまいました。

 助産師のお母さんやそのパートナーのやりとりなんかも面白いですし、どんな騒動になっても達観したやりとりが笑えました。

 それに、この映画に出てくる男たちは、どれも情けなくて見るのが恥ずかしくなっていきました。それに義母さんが体外受精が上手くいかなかったときに「ギャー!」と電話越しでおかしくなるところはホラー映画になっていて笑ってしまいました。

☆☆☆

鑑賞日:2012/11/18 シネマート新宿

監督タナダユキ 
脚本向井康介 
原作窪美澄
出演永山絢斗 
田畑智子 
窪田正孝 
小篠恵奈 
田中美晴 
三浦貴大 
銀粉蝶 
原田美枝子 
梶原阿貴 
吉田羊 
藤原よしこ 
山中崇 
山本浩司 
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