映画【フォックスキャッチャー】感想(ネタバレ)

foxcatcher
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●こんなお話

 レスリング大好き大金持ちがソウル五輪金メダルを目指して、レスラーを集めて育てようとするけど何だか重苦しい展開になって行く話。

●感想

 モノトーン風の薄暗い映像が全編にわたって支配していて、金メダリストのレスラーをスカウトして広大な自宅を提供してオリンピックを目指してレスリングチームを作っていく。冒頭のレスラーの日常が寂しげで、そこに御曹司からスカウトされてトレーニングを積んでいくけど、 この御曹司がどこか世間とはズレていて、なんか不気味な存在な異物感が凄かったです。けど、そこまで怖い存在ではなくて、普通に周りに認められたいお金持ちに見えてさびしい人というだけにしか見えなかったです。

 大富豪さんのデュポン氏が、最初はレスラーの弟さんをスカウトするけど、お兄さんも必要だと大金を積むけどお金の問題じゃないと断られる。その時の「そんな人間がいるのか」という今までに出会ったことのないタイプの人間を目の当たりにする戸惑いの表情がよかったです。そして子供の時の友達もお金での友情だったと語ったり、弟を自分のものにしたと思ってたのに、結局はお兄さんのほうが人望があって、しかも弟は去ってしまって結局自分の周りには誰もいない状態になってしまって、お兄さんに嫉妬していく。
 アメリカのお金持ちの世界とアメリカのレスリング事情がわかる映画ですが、いかんせん物語の大半を占めるレスリングシーンがあまりにも淡々としすぎて、えらく退屈でした。そのため130分が長く感じてしまい肌に合わない部分も多くある映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2015/02/16 新宿ピカデリー  2016/09/02 Blu-ray

監督ベネット・ミラー 
脚本E・マックス・フライ 
ダン・ファターマン
出演スティーヴ・カレル 
チャニング・テイタム 
マーク・ラファロ 
シエナ・ミラー 

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