映画【爆裂都市】感想(ネタバレ)

explosive-city
スポンサーリンク

●こんなお話

 香港を訪れた行政庁長官暗殺未遂事件が起こって記憶喪失の暗殺犯と子どもを誘拐された刑事が追われながら真相をさぐる話。

●感想

 空港で怪しい女性が政府の要人を至近距離で狙撃するところから始まり、警護官との追いかけっこがあり暗殺犯が高所から落下して意識不明になる。その暗殺犯は記憶喪失になっていて自身の身元や動機などがわからない。主人公の刑事が合同捜査本部にやってきて、暗殺犯の移送をするけど。その刑事のもとに妻が殺され息子が誘拐されてしまい、暗殺犯を撃つように言われて操られる。逃走しながら主人公を追いかける刑事がいたりして。

 香港映画ですが、日本人が結構出演していて日本語の割合も大きく楽しいです。話も主人公が家族のピンチに言いなりになって世間から暗殺犯として容疑がかけられてしまう逃走劇。記憶喪失の暗殺犯と行動を共にしていきます。

 ただお話の次へ進む展開は記憶喪失の暗殺犯が思い出して関係者とか場所とかに行って転がっていくというものなので、めちゃくちゃ都合がよく感じてしまいました。ジェイソン・ボーンよろしく記憶喪失だけど身体は覚えていて、銃撃戦になるといきなり強くなっていたりとかも笑ってしまいました。オトーサンというテロリストのボスとの擬似親子ものとしての葛藤みたいなのもの伝わってこないので、クライマックスでの戦いも盛り上がりに欠けるものでした。テロリストの計画もなぜ最初の行政庁長官の暗殺をわざとミスして実は本当の目的は別の要人でした。というのもわざわざそんな面倒くさいことをするのかという元も子もないことを感じてしまう計画でした。ラスト3分くらいで裏切り者のキャラクターを殺害するというのも無茶苦茶なオチだと思いました。

 とはいえ千葉真一さんがテロリストのボスを演じていて、日本語で全部指示している貫禄がすごかったです。子どものときに誘拐して洗脳してテロリストを育てるという極悪なキャラクターが面白かったです。 

 そして、アクションも激しくテンポもいいので見ている時間は楽しめるエンタメ映画でよかったです。

☆☆☆

鑑賞日:2022/01/01 DVD

監督サム・レオン 
脚本サム・レオン 
ポール・チュン 
出演サイモン・ヤム 
アレックス・フォン 
千葉真一 
しらたひさこ 
エドウィン・シュウ 
サミュエル・パン 
エディ・コー 
ラム・シュー 
タイトルとURLをコピーしました