ドラマ【静かなる海】感想（ネタバレ）

●こんなお話

　水が枯渇した地球で月の実験施設に謎のサンプルを取りに行った人たちの恐怖体験の話。

●感想

　水がなくなりつつあって配給制度になった世界が舞台で主人公の生物学者が月の実験施設であるサンプルを回収するミッションを依頼される。5年前にその施設の事故で研究員が死亡していて、その中に主人公の姉も含まれていて真相を探るために月へ向かうことにする。

　基本は施設の中が舞台で、SFの安っぽさみたいなものは一切なく室内劇ですが、美術や衣装も世界観に入りこめて月の背景の中でお芝居をする役者さんたちに集中して見ることができました。

　月面着陸にも一苦労でほぼ墜落の形で月面基地へやってきて探索する。研究員たちは溺死のような形で亡くなっていて、すわ何があったのかというのを探索していく。毎話、謎が提示されてそれが解決したのか?　という形で終わっていくので興味が続く構成もあっという間に全8話見ることができました。

　どうやら月の水がキーとなっていて、水に触れると…。となって永遠に水を吐き出すというヴィジュラも面白くて溺れる様子を楽しく見てました。

　そして高速怪力の謎の生物に襲われたりして、それの捜索だったり。水についての推理があったり、主人公の姉との回想や隊長の娘との回想が挿入されていく。また案の定ある巧みする人間がいて、その人がトラブルを増やしていって、さあ大変という。

　クローン人間の設定とか水の設定とかまだまだ解明されていない部分はありますが、見ている間は退屈せずにすぐに次が気になる展開が続いて、密室空間で1人また1人と退場していくスリラー作品として面白いドラマシリーズでした。

☆☆☆☆

鑑賞日:2022/01/05　NETFLIX