●こんなお話
自分のせいで幼馴染の親友が死んでしまったとトラウマを抱える主人公。親友の部屋で見つけた腕時計をつけて江ノ電に乗ったら、死んだはずの親友が生きてて、死ぬ前日。何とか彼を救おうとする話。
●感想
福士蒼汰さん、野村周平さん、本多翼さんの美男美女たちが幼馴染で仲良く文句言いながらも時々本気になったりする関係を楽しむ映画でした。
話は親友の死を防ぐというのとヒロインが秘密を抱えたままロンドンに行ってしまった現実をこれまた変えようとする2つの過去を変えようと奔走します。
何回も現在と過去を行ったり来たりするのはコミカルで面白かったです。それでいて主人公たちの親友な関係の憧れのような気持ちで見るものだと思いました。
誰もいない夜の学校に忍び込んで花火をしたり。あんなたくさんの花火どうやってセットしたんだ? 警察に通報されないかな? とかは思っちゃいけないです。
タイムプリズナーという戦争時代の少女が出てきて、タイムスリップのルールを説明する役割。その時代にないものを身に着けてはいけないと、衣服はもちろん。胃の中のものまで出さないといけないとかは設定の面白さで見ることができました。「ジャック・フィニィアプローチ」。
んで、直接的に歴史を変えてはいけない。過去を変えると全員の記憶がなくなるぞ。と。
主人公は「それでもいい。親友が生きていれば。ヒロインの笑顔があれば」と決め台詞どーん! 福士クンスマイルどーん!
でも悲しいです。これだけ仲良しの3人の思い出が消えてしまうかもしれない。それと引き換えに親友の命を救うのか。というクライマックス。ここの江ノ電の駅のシーンは、ちょっと物哀しげな気持ちでみてました。
きっかけとなる日にヒロインが手紙のことが後々まで尾を引いて、手紙の内容がわかるクライマックス。その手紙の内容の秘密というよりは、そもそもヒロインが何故、ロンドン行きを黙ってたのかは最後までわからなかったです。何でも話す親友じゃなかったのか? 何でも話す親友だけど言えない何かがあったのではないか。
あとはタイトルの【江ノ島プリズム】。プリズムとかあんまり関係のないモチーフではないのかなと思ったりしてました。
後は主人公たち、放課後で掃除しかしてない印象の学生さんたちの映画でした。
☆☆☆
鑑賞日: 2013/11/12 DVD
監督 | 吉田康弘 |
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脚本 | 吉田康弘 |
小林弘利 | |
原案 | 小林弘利 |
千足陽一 |
出演 | 福士蒼汰 |
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野村周平 | |
本田翼 | |
未来穂香 | |
吉田羊 | |
赤間麻里子 | |
西田尚美 |