●こんなお話
田舎の村で起きた怪事件を捜査する話。
●感想
この映画全編を見てみると主人公は捜査官の金城武さんではなく、農民のドニー・イエンさんだということがわかります。確かに前半60分は、殺人事件を怪しんだ捜査官が殺害現場を見て自分の想像が映像化されてドニー・イエンのアクションをスローでゆっくりと観れたりするのが面白いですが。なんと、ドニー・イエンの昔の正体は別の捜査官が簡単に報告してきてあっさりとバレるのが脱力してしまいました。事件が勝手に向こうから解決してくれるという。金城武さんは何もしてないキャラクターになってしまいます。
物語が動くのはそっからで、どうやら暗殺集団の一員だったドニーはある事件をきっかけに逃げてきたらしい。そしたら案の定、組織が追ってきてという流れ。過去の自分を知ったときの愛する妻や息子はどう思うんだろうか? どういう答えを出すのだろうか? という部分を描いてくれるのかと思いきややっぱりアクションシーンに特化してしまって、ドニーの悩みみたいなのはあまり感じることができないのが残念でした。序盤の捜査官のくだりを短くして、ドニーの正体をもっと早くバラして。平和に暮らしていたドニーやその周りの村人だったりがどう変化するのかを観たかったです。イマイチ、何を描いているのかがわかりずらくて入り込めなかったです。
とはいえ、やっぱりドニー・イエンのアクションを観たくて観にいってるわけですから【片腕ドラゴン】となったドニーのアクションは素晴らしく満足できる内容でした。あの倒し方だったら、みんな感電してしまうと思いましたが。
ちょっと120分長く感じましたが、ドニー・イエンのアクションを堪能できる満足な映画でした。
☆☆☆
鑑賞日:2012/04/25 TOHOシネマズ南大沢
リンク
監督 | ピーター・チャン |
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アクション監督 | ドニー・イェン |
脚本 | オーブリー・ラム |
出演 | ドニー・イェン |
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金城武 | |
タン・ウェイ | |
ジミー・ウォング |