映画【独立愚連隊西へ】感想(ネタバレ)

Dokuritsu gurentai nishi-e
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●こんなお話

 中国戦線で軍旗を持った隊が全滅し、軍旗捜索するはぐれ者部隊の話。

●感想

 喜八アクション映画らしい日本の戦争映画の湿っぽさは一切なく、カラッとしたアクション映画になっていて悲惨さとかもなく、エンタメアクションとしてそして戦争のバカバカしさや反戦メッセージをしっかりと込められている映画でした。

 現代の視点で見ると軍旗1つに何でここまで犠牲を払わらないといけないのかと思ってしまいますが、当時の軍人さんたちのメンツの重要性を見られる作品で、軍旗のために八路軍や更には日本軍の中にも勝手に奪おうとする人が現れて、それの取り合いの面白さをエンタメとしてしっかりと作りこまれていて楽しかったです。

 そして敵軍役のフランキー堺さんが全部持って行ってしまう映画でした。

 めちゃくちゃ追い込まれているのに常に冗談を言って楽しんで危機を突破していく主人公の左文字隊の個性的なメンバーの描きこみも最高でした。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2012/09/01 DVD  2020/01/06 DVD

監督岡本喜八 
脚本関沢新一 
岡本喜八 
出演加山雄三 
佐藤允 
堺左千夫 
大木正司 
中山豊 
江原達怡 
山本廉 
中谷一郎 
平田昭彦 
久保明 
フランキー堺 
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