●こんなお話
アイドル達の姿を追いかけたドキュメンタリー。
●感想
東日本大震災でアイドルとして何をしたらいいのか? するべきなのか? というところから始まり、総選挙があり、西武ドームだかで秋元先生に怒られる出来の悪いライブがあり一念発起してライブ頑張るけど、みんな倒れていくという壮絶な現場。そして海外での人気があり、じゃんけん大会とかのそれぞれの気持ち。そして研究生で作られるチーム4が結成されて、リーダー就任した子が意気込みバッチリだけどプリクラ流出、謹慎からの泣きながら復帰。
アイドルというスポットライトを浴びて華やかな仕事に見えるけど、舞台裏では格好悪いことも起きていることが見える作品で。2011年のAKBのダイジェストであるため、当然AKBに興味がない人や嫌いな人は見ても何も感じないと思いますが。ファンに向けての作品なのは当然だと思います。
総選挙で絶対的エースの前田敦子さんが1位に返り咲き、連覇できなかった大島優子さんが終了後に篠田麻里子さんの前で大泣きする姿なんかは何ともいえない気持ちになりました。前田敦子さんを祝福する気持ちも本当だと思うし、かといって悔しい気持ちも当然あるだろうし。
AKBというのはつながりも凄いですが、個々がライバル関係でもあるというのが人気の1つなんだろうと知ることができました。
じゃんけん大会のときの気持ちが語られる篠田さんの強い気持ち。一方、峯岸みなみさんの「センターにならなくてホッとした」という気持ちが順位に現れてるのも興味深いです。
まだ10代や20代前半の女の子が熱中症で倒れ、泣きながら笑顔で歌う姿がだんだんと可哀想になってきてアイドルって大変なんだなと。そして、たかみなスゲーという映画でした。
西武ドームでのバラバラな気持ちでの初日があり、その後、熱中症や過呼吸になりながらも巻き返すアイドルの凄さ。これは、スケジュールとかを組む運営側の問題と秋元康さんの言った通りだとは思いますが、段取りがわからず不安な気持ちになって過呼吸になりながらの笑顔の【フライングゲット】! 素晴らしいです。その仕事っぷり。
あとは被災したメンバーの気持ち、チーム4のメンバーの恋愛問題とかいろいろ出てきます。
後は、価値観の問題ではあると思いますが。プロがここまで舞台裏を見せてもいいのか? とも思わなくはないですが、ファンなら何でも知りたいという気持ちもわかりますが、果たしてそれでいいのかと考えてしまいました。
そして、10代や20代前半の若い女の子が泣いたり倒れたりする姿がだんだん可哀想になってくる映画でした。そして、たかみなスゲーという映画でした。
☆☆☆
鑑賞日:2012/05/16 DVD
| 監督 | 高橋栄樹 |
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| 企画 | 秋元康 |
| 出演 | AKB48 |
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