●こんなお話
超能力合戦をする人たちの話。
●感想
原作の【シャイニング】や【ドクター・スリープ】は未読の状態で、かつ映画版【シャイニング】が好きな自分からすると続編というよりはスピンオフを見ているかのような気持ちになる時間でした。
カタキ役として登場する超能力を持っている集団は一体何者なのか? という疑問が終始あって超能力を持つ子供を襲ってヴァンパイアみたいんだけど、普通に銃弾は効くんだとか何が有効で何が無効なのかとか気になったまま進んで行きました。主人公と友人が普通に射撃して、ほとんど退治してしまって、簡単に人数が激減して、よく今まで長年生きてこれたなというカタキ役たちでした。
シャイニングという能力も抽象的なものではなく、普通に相手を操ったり物理的に物を動かしたりとスーパーヒーローのような能力になっているのも精神的な怖さとかは一切なくなってしまっていて残念でした。クライマックスでなぜか映画【シャイニング】の舞台のホテルに「自分達にも危険なら、カタキ役も危険」という論理で向かいますが、そこでのお化けたちも映画【シャイニング】の怖さではなく、ゾンビのように普通に物理的に襲い掛かってくるキャラクターとなっていて、原作通りなのかもしれないですが何だか悲しい変更でした。
主人公もユアン・マクレガーよりもカタキ役のレベッカ・ファーガソンのほうが登場時間が多い体感で、みんなが能力を使ってあっちゃこっちゃ移動するカットが多いので見ていてグッタリと疲れる描写が多かったです。
それに生理的な問題ですが、子どもが殺されるシーンがガッツリあって、しかも苦痛に悶えながらのシーンとかは受け付けないものがありました。
超能力を持った人たちが戦うという内容で160分もあるのはチト長くて、90分くらいのジャンル映画としてならもっと楽しめたと思える内容の映画でした。
☆☆
鑑賞日: 2019/12/17 TOHOシネマズ川崎 2020/09/14 NETFLIX
監督 | マイク・フラナガン |
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脚本 | マイク・フラナガン |
原作 | スティーブン・キング |
出演 | ユアン・マクレガー |
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レベッカ・ファーガソン | |
カイリー・カラン | |
カール・ランブリー | |
ザーン・マクラーノン | |
クリフ・カーティス |