映画【デトロイト・メタル・シティ】感想(ネタバレ)

dmc
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●こんなお話

 デスメタルで人気のボーカル。本当はポップミュージックをやりたくて、自分の本当の気持ちと周りの期待とのギャップに悩みながら夢を与える仕事にやりがいを感じていく話。

●感想

 松ケンさんの普段のなよなよしたお芝居とデスメタルのときとのギャップでの笑いは面白いですし、社長の松雪泰子さんのハイテンションっぷりも怪演で全部持って行ってしまいました。
 物語はほとんどが自分の本当にやりたいことと周囲が求めるものの違いに困りながらデスメタルの格好をして日常生活の中に入り込んでくる異物感の面白さで見せていく映画でした。

 好きなヒロインにバレないようにあたふたしたり、実家の弟がデスメタルに影響を受けてしまったので、何とかそれをやめさせようとしたり。
 主人公は敗北してしまい落ち込みますが、やっぱりみんなに夢を与えたいと世界で有名なデスメタルの人と対決する。
 このクライマックスがイマイチ面白味を感じることができず退屈でした。デスメタルを知っている人なら無茶苦茶っぷりに笑えるのかも知れないですが、ただ叫んでるだけで、それを「おお、クラウザー様の○○だ」という解説をするギャラリーたちの繰り返しで何が面白いのかわからなかったです。

 100分飽きずに見ることができましたが、勢いが失速してしまうよう映画で残念でした。

☆☆☆

鑑賞日:2014/07/09 Hulu

監督李闘士男 
脚本大森美香 
原作若杉公徳
出演松山ケンイチ 
加藤ローサ 
秋山竜次 
細田よしひこ 
松雪泰子 
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