●こんなお話
癌におかされている事を突然知らされた女子高生と昔親友だけど今は記憶にすら留めていなかった同級生の話。
●感想
美人で友だちの彼氏と平気で寝ちゃったり、めちゃくちゃワガママの北川景子さん演じる主人公。優先席に平気で座って譲る精神は一切ない。夜はクラブでブイブイ言わせている。親にも態度悪くて無茶苦茶な奴で、寝た男に「子どもができた」と嘘をついてお金をたくさんせしめたり極悪非道な序盤。
けれども体調を崩して入院すると自分が癌だと判明しちゃう。そして今までの友だちと言われる人たちは手のひらをかえして、主人公を悪く言ったりするこれでもかというわかりやすい悪役たち。そんな中、本仮屋ユイカさん演じるクラスメイトは子ども時代の回想で主人公に優しくされたので、「私たち友だちでしょ?」と主人公を毎日見舞う。
この本仮屋ユイカさんの行動がどうやっても笑ってしまうものでした。ずーっとお世話する姿はちょっとストーカーに見えちゃうし、何と言っても胸に転移して手術で胸がなくなるかもと主人公が落ち込んで屋上から飛び降りようとしたときに親友は「私も同じ痛みを感じる」みたいなことを言ってカッターで自分の胸を切るという。「ううう!」と痛みに耐えながら「死んだらダメ」と訴える姿はホラーでした。そしてずっとお見舞いに来ていた親友は突然姿を消す。
もう一つ、主人公が病気に立ち向かう決心をするきっかけとして入院している子どもが出てきますが、この前半もチトきついです。THE良い子どもというキャラクターで元気いっぱいで「お姉ちゃん!」となついて、病気になるといかにも弱弱しくなって喋るのは面白さを感じられなかったです。
更に酷いのはこの病院の看護師さんたちで、給湯室みたいなところで立ち話をして主人公の病気のことを「天罰よ」みたいな陰口をたたいて主人公に聞かれるという。教育がなってない病院で、絶対お世話になりたくない病院でした。
退院した主人公は、告白してくれた男性を信じて自分の胸がなくなってしまったことを告白します。この時の胸がなくなってしまったことを泣きながら話す北川景子さんのお芝居は泣きそうになりました。女性が胸をなくしてしまうということはどれだけ辛いことか。
その後、この男のドイヒーな対応により。この映画、二度目の主人公が屋上から飛び降りようとするという。
ここで婦長さんが「やっぱりここだったのね」と登場しますが、その理由もわからないです。更にまたここで登場する親友。
この描かれ方も納得できなくて、主人公より辛い病気に罹ってしまった親友をみて自分より不幸な人がいるから立ち直るという風にしか見えないです。そうでなくても対比として描いてるように思えてしまいました。
自分よりも不幸な人がいるから頑張るというのは、ちょっと上から目線みたいな印象であまり気持ちが動かなかったです。
確かに辛い環境や状況にいる人がいるのは確かですが、自分と他人を比べてというのはちょっと違うのかな、と思ってしまいました。病気でも笑顔で生きてる人もいれば、大金持ちでも悩んでる人もいるんではないかと思いながら見てました。
120分あって退屈はしないですが、本仮屋ユイカさんのキャラクターが強烈すぎる映画で面白かったです。
☆☆
鑑賞日:2013/09/19 DVD
監督 | 両沢和幸 |
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脚本 | 両沢和幸 |
三浦有為子 | |
原作 | YOSHI |
出演 | 北川景子 |
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本仮屋ユイカ | |
黄川田将也 | |
通山愛里 | |
松嶋初音 | |
佐々木麻緒 | |
仁科克基 | |
大谷直子 | |
小市慢太郎 | |
野波麻帆 | |
根岸季衣 | |
宮崎美子 | |
大杉漣 |