映画【デイアンドナイト】感想(ネタバレ)

day-and-night
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●こんなお話

 父親の自殺をきっかけに表の顔は児童養護施設で働く人、裏の顔は窃盗集団の主人公が正しいことで悩む話。

●感想

 映像が綺麗で風力発電を映した海岸やナイトシーンの空撮での車の移動とか美しくて印象に残る映像がよかったです。役者さんたちの抑えたお芝居と台詞ではなく映像で説明する演出も好みの作品でした。

 父親が不正を告発したけど、逆に追い込まれて自殺したこときっかけで、児童施設で働くことになってそこで裏稼業もやることになって、児童施設のリーダーやそこの子どもたち、親会社の不正などもろもろ問題が浮かび上がってきます。

 ただ全体的にいろんな問題が広がりすぎていて、どれもが薄くなってしまっているようでした。父親の自殺、親会社の不正、児童養護施設の人たち、裏稼業、とどれも1つのモチーフで1本の映画になりそうなことが描かれてました。児童養護施設のリーダーが過去に犯した罪とその贖罪とか急に浮かび上がってきて急に罪の意識にさいなまれてと一気に展開していてついていくのが大変でした。裏稼業も事実を知った主人公はこれと行って悩むことなく、簡単に窃盗に手を染めていく葛藤とかは特になかったり。親会社の不正と告発もうわべだけが描かれているかのようでこれといった盛り上がりもなかったです。

 ちょっと130分という時間が長く感じてしまう作品でした。

☆☆☆

鑑賞日:2020/04/15 WOWOW

監督藤井道人 
脚本藤井道人 
小寺和久 
山田孝之 
出演阿部進之介 
安藤政信 
清原果耶 
小西真奈美 
佐津川愛美 
深水元基 
藤本涼 
笠松将 
池端レイナ 
山中崇 
淵上泰史 
渡辺裕之 
室井滋 
田中哲司 
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