映画【ダークエンジェル】感想(ネタバレ):武器ギミックが炸裂!エイリアン×刑事バディの爆裂SFアクション

Dark Angel (1990)
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●こんなお話

 悪いエイリアンが人間の身体を使って麻薬を収集するので、それを阻止しようとする話。

●感想

 エイリアンが人間の体にコードのようなものを突き刺して、体液や何かを吸い取る描写がインパクト抜群。めちゃくちゃ爆発する銃や、敵の首を切断するディスク型の武器など、多彩な武器ギミックが登場していて、アクションシーンがかなり楽しめました。攻撃のバリエーションが多くて、観ていて飽きないです。

 ストーリーは、破天荒な刑事と堅物のFBI捜査官がバディを組んで事件を追う展開になっていくもの。地球にやってきた悪のエイリアンを追って、善のエイリアンも登場。エイリアン同士の銃撃戦もあり、SFと刑事ものがいい具合に混ざっています。銃撃戦の演出はかっこよく、火花や爆発の派手さにテンションが上がりました。

 ただ、善のエイリアンが負傷して「後は任せた」とばかりに主人公にすべてを託す展開は少し唐突な印象dです。なんでこの刑事に託すんだろうという疑問が残ったり。そして、悪のエイリアンも結構うっかりで、大事な薬物をポロっと落としてしまい、それを主人公に拾われて囮にされるというのも、雑に感じる部分がありました。

 クライマックスでは、カーチェイスあり銃撃戦あり格闘戦ありと盛りだくさん。特に発電所でのラストバトルは熱量こそあったりしましたが、真正面から回し蹴りでエイリアンが棒に突き刺さってしまう描写など、ちょっと勢い頼りすぎな部分も目立ちます。

 とはいえ、全体的に武器や演出のバリエーションが多く、派手な爆破やエイリアン設定の妙があって、細かいことは気にせずノリで楽しめるタイプのB級SFアクションとしてはかなり満足度が高かったです。シンプルでバカバカしいけど、それがいい。そんな勢い重視の楽しい一本でした。

☆☆☆☆

鑑賞日:2021/06/07 DVD

監督クレイグ・R・バクスリー 
脚本ジョナサン・タイドール 
レオナルド・マース・ジュニア 
出演ドルフ・ラングレン 
ブライアン・ベンベン 
ベッツィ・ブラントリー 
マシアス・ヒューズ 
マイケル・J・ポラード 
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