映画【Dearダニー 君へのうた】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 デビューアルバムがヒットしてインタビュー受けたら、そのインタビューを読んだジョン・レノンから手紙来たけど。受け取った記者がそれを渡さずに何十年も経って、手紙の存在を知った主人公が「このままじゃだめだ」と息子との関係を見直す話。

●感想

 今現在のアル・パチーノの存在感とこの主人公とのキャラクターがバッチリとハマっていて、めっちゃかっこよくてそれを見られるだけで満足の作品でした。主人公だけではなく、親友でマネージャーやホテルの支配人、息子家族。全員が好感のもてるキャラクターたちでニコニコしながら見られる100分間でした。

 主人公の好き勝手生きる生き方がそのまま体現しているアル・パチーノにヒロインである支配人との軽妙なセリフのやりとりとか見てて面白いです。それでかつてのヒット曲ばかり歌っていて新曲を1曲も作らずにツアーばかりしている生き方をやめにして、再び新曲を作り始めるけど、大衆が望むのは…。
 この時の「あーあ、やっぱりダメか」感もなかなか胸が熱くなりました。

 とはいえ、お金でなんでも解決しちゃったり。お金に関しては何十年と援助していなかったのでその分を取り戻すためだから仕方ないかな? とは思いますが、主人公を愛せないとなかなか辛いのかな? だったり。難病とかが結構軽かったりと全体的に軽いタッチなので好き嫌い別れそうですが、良いエンタメ映画だと思いました。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2015/09/07 チネチッタ川崎

監督ダン・フォーゲルマン 
脚本ダン・フォーゲルマン 
出演アル・パチーノ 
アネット・ベニング 
ジェニファー・ガーナー 
ボビー・キャナベール 
クリストファー・プラマー 

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