映画【リコリス・ピザ】感想(ネタバレ)

LICORICE PIZZA
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●こんなお話

 アメリカの若い男女がウォーターベッドのビジネスしたりして恋愛の話。

●感想

 タレントの撮影会場にテレビの子役俳優と働くスタッフの主人公の出会いから始まります。男性主人公が女性主人公に一目ぼれしてぐいぐい会話を始める。

 子役としてちょっと有名な番組に出演している男性がニューヨークでの舞台に女性もついていく。一緒になった別の子役となかよくなって、彼を自宅に招いたら無神論者だからお祈りしないということで揉めたり。

 男性がウォーターベッドなる新しい商品が来るぞってんで、その販売ビジネスを始める。けどその販売しているときに男性が他の女性といちゃついているのを見て、女性のほうも俳優のオーディションで知り合ったベテラン俳優とデートしたり。お互い嫉妬する。

 オイルショックが話題になってウォーターベッドも石油でできてるとピンチだと思う主人公たち。売れ残りを俳優に売ろうとするけど、その俳優の家でウォーターベッド壊して逃げようとするけど。その俳優が戻ってきて一緒にガソリンスタンドで騒ぎを起こしたり、トラックがガス欠になって大騒ぎ。その様子を見ている女性主人公がこのままじゃいけないと思ったのか、政治家のもとで働く旧友のつてでその事務所で働く。

 候補者といい感じになる女性だったけどその候補者はゲイで女性主人公を偽装として使っていたことが判明して寂しい思いをする。男性主人公はピンホールビジネスをはじめてお客さんの対応に追われたりしていたり。2人が走って会ってキスをして終わり。

 単に若者が近づいたり離れたりして、下手したらどうでもいい若者たちの恋愛という映画になりそうですが。1970年代のアメリカの雰囲気空気感が伝わってくる映像や美術衣装とかがよくできていて全体的にニコニコしながら見られる1本でした。

 男性も女性も悩むっちゃ悩むけど別にそれほど深刻にならず、やることはやってちゃっかりしていたり、小ネタの面白さとかでも楽しめる内容だったと思います。そして15歳で起業してどれも大成功というビジネスマンとしての主人公の才覚に驚きました。

☆☆☆

鑑賞日:2023/02/15 WOWOW

監督ポール・トーマス・アンダーソン 
脚本ポール・トーマス・アンダーソン 
出演アラナ・ハイム 
クーパー・ホフマン 
ショーン・ペン 
トム・ウェイツ 
ブラッドリー・クーパー 
ベニー・サフディ 
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