映画【コンスタンティン】感想(ネタバレ):悪魔祓いと霊視能力が交錯する異色の物語、宗教的世界観を描いた一作

Constantine
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●こんなお話

 悪魔が天上界とのルールを破って人間界に現れたので悪魔祓い師が戦う話。

●感想

 天井に貼りつく少女の姿に驚く母親。そこへタクシーで主人公が現れる。悪魔祓いの儀式を行い、鏡に封じ込めた悪魔を窓の外へ突き落として破壊する場面から物語は始まります。主人公と出会う刑事は特殊な能力を持っていて、犯人の居場所や狙うべきタイミングが直感的にわかるという。だが、彼女は双子の妹が自殺したことを知らされ、深く落ち込んでしまう。しかし彼女は妹が自殺するはずがないと信じており、主人公に調査を依頼する。

 主人公は天使ガブリエルに会いに行き、これまで行った数々の悪魔祓いの功績を話し、地獄行きの免除を相談するが、過去に一度自殺しているため断られてしまう。刑事に対しては、自身も昔から霊視の能力を持ち、自殺を図った際には2分間だけ心臓が止まっていたことを打ち明ける。やがて主人公は妹の自殺現場を訪れると、窓ガラスに不思議なメッセージが浮かび上がり、それが次の行動のヒントとなる。

 物語はさらに進み、サタンの息子が人間界に現れるという予告のもと、ハーフブリードと呼ばれる悪魔たちが登場。彼らを倒して事情を探るうちに、霊感の強い刑事が狙われていることが明らかになり、刑事が連れ去られてしまう。主人公は悪魔が集う病院へ向かい、聖水のスプリンクラーを駆使して悪魔たちを弱らせていく。

 さらに驚くべきことに、天使ガブリエルが悪魔の息子と手を組んでいたことが判明する。窮地に立たされた主人公は自らの手首を切って自殺を図り、悪魔の親玉を呼び出して天使と戦わせるという展開となる。

 全体として宗教的な要素が強く、終盤の天使と悪魔のやりとりは複雑で、つい目的を見失いかけることもありました。加えて暗闇でのCGを多用したバトルシーンが続き、視覚的なインパクトは控えめに感じられたのが少々残念でした。

☆☆☆

鑑賞日:2022/10/30 NETFLIX

監督フランシス・ローレンス 
脚本ケヴィン・ブロドビン 
フランク・カペロ 
原作ジェイミー・デラノ 
ガース・エニス 
出演キアヌ・リーヴス 
レイチェル・ワイズ 
シャイア・ラブーフ 
ジャイモン・ハンスゥ 
マックス・ベイカー 
プルット・テイラー・ヴィンス 
ギャビン・ロズデイル 
ティルダ・スウィントン 
ピーター・ストーメア 
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