映画【コールド・マウンテン】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 南北戦争の中の男女の恋愛の話。

●感想

 序盤は北軍が爆薬を仕掛けて始まる壮絶なアクションシーンと主人公2人の出会いの回想が挿入されますが、この回想がチトたるい。物語が動き出すのが、主人公が怪我をしてもう恋人のもとへと帰りたいと決心して脱走するあたりからグンとスピード感が出て面白くなりました。

 主人公が肉体的障害、南軍の脱走兵狩り、北軍の攻撃、飢えや怪我など次々に困難が襲いかかってきます。そしてそこで出会う人々との関係。
 一方のヒロインも箱入り娘だったために、父親の死により1人で生きていかなければならなくなりサバイバル生活が始まりますが。こちらもいろいろな困難が襲い掛かり、突破していく様子が描かれていきます。

 暖色的な映像と寒色的な映像の使い分けも素晴らしくて世界観を作り上げている要素のひとつでした。戦争の血まみれの映像もよかったです。

 戦争により人間の狂気を織り交ぜ、愛する人に会いたいというわかりやすい気持ちが原動力になって進む物語はわかりやすくてよかったです。

☆☆☆☆

鑑賞日:2012/05/22 DVD

監督アンソニー・ミンゲラ 
脚本アンソニー・ミンゲラ 
原作チャールズ・フレイジャー 
出演ジュード・ロウ 
ニコール・キッドマン 
レニー・ゼルウィガー 
ドナルド・サザーランド 
ナタリー・ポートマン 
フィリップ・シーモア・ホフマン 
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