映画【コカイン・ベア】感想(ネタバレ):麻薬とクマが交錯する衝撃の群像劇!善悪問わず襲いかかる自然の脅威

COCAINE BEAR
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●こんな話

 密売人が事故で森にコカインを落としてクマがそれを食べて興奮して山の人たちを襲う話。

●感想

 一機の飛行機が空を飛んでいて、その機上からコカイン入りのバッグが次々と投げ捨てられていた。飛行機からパラシュートで降りようとした男がいたが、頭をぶつけて意識を失ってしまう。その事件がニュースになり、麻薬の売人が死亡したことが明らかになる。

 警察はその麻薬の行方を追い、同時に麻薬の売買に関わっていた売人たちは自分の息子や子分にバッグを回収するよう命じる。一方で看護師の娘は友達と一緒に滝の絵を描きに森へ出かける。

 途中、コカインの影響で錯乱したクマに遭遇し、事態は急変。看護師は娘を探しにレンジャーや地元の人たちとともに森へ入り、途中でレンジャーとチンピラがもめる場面もあるが、そこに再びクマが現れて大混乱に陥る。救急隊員が現れた際もクマが襲撃し、救急車で逃げるが追跡されて事故が起き、関わった者たちが次々に命を落としてしまうことに。

 売人と刑事がコカインのバッグを巡って対峙する場面でもクマが現れ、さらにパニック。売人の親分も登場し、コカインを紛失すれば交渉相手に命を奪われる状況から、皆で必死にバッグを探す。看護師と子どもたちとも遭遇し、殺すか殺されるかの緊迫した状況に陥るが、そこへクマが現れて皆で逃げ出す。結局親分はコカインを奪おうとしてクマに襲われ死亡する。最終的に生き残った者たちはそれぞれ家に戻っておしまい。

 序盤は登場人物たちの日常が多く描かれ群像劇のように展開していたためややテンポが悪く感じられましたが、森の中でクマの襲撃が始まってからは、善人も悪人も関係なく次々と死んでいくスリリングな人体破壊描写が楽しめるものでした。特にレンジャーのおばさんのパワフルで迫力あるキャラクターが個人的には印象に残りました。

 ☆☆☆

鑑賞日:2024/05/06 Amazonプライム・ビデオ

監督エリザベス・バンクス 
脚本ジミー・ウォーデン 
出演ケリー・ラッセル 
オシェア・ジャクソン・Jr 
オールデン・エアエンライク 
イザイア・ウィットロック・Jr 
クリストファー・ヒヴュ 
マーゴ・マーティンデイル 
レイ・リオッタ 
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