映画【市民ケーン】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 新聞王の人生を見せていく話。

●感想

 貧しい生まれの少年が大富豪に引き取られて、赤字の新聞社を経営して知事選にも出馬してガンガン行くけれど愛人問題で脅されて落選。その愛人にオペラハウスを建てるけど、その愛人の実力不足で散々な評価になったり、昔からの同僚たちにも愛想つかされて離れていく。愛人も豪邸に閉じ込められて息がつまっていく。

 主人公が冒頭で亡くなって、その後にニュース映像で紹介しつつ。記者が主人公の関係者に取材していって主人公の人物ぞをあぶりだしていく。この構成が面白くて時系列がバラバラでも興味深く見ることができる話運びでした。

 映画技巧技術的な面白さも素人として見ても視覚的に楽しく、どうやって撮影しているのだろう? というシーンも多くて退屈せずに見ることができて、1人のビジネスマンとして成功した大金持ちの人生を知りたくなるものでした。

 映画の教科書的に映画の技法や話の構成の妙とかの勉強的な面白さしかないかと思いそうですが、それだけでもなく単純にオーソン・ウェルズの暴君、怪物的な存在でありつつ孤独であるお芝居の面白さで1人の人生をのぞける面白さのある映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2020/12/02 Amazonプライム・ビデオ

監督オーソン・ウェルズ 
脚本オーソン・ウェルズ 
ハーマン・J・マンキーウィッツ 
出演オーソン・ウェルズ 
ジョゼフ・コットン 
ルース・ウォリック 
ドロシー・カミンゴア 
アグネス・ムーアヘッド 
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