映画【星を追う子ども】感想(ネタバレ)

Children who Chase Lost Voices from Deep Below
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●こんなお話

 地下世界から来た人と出会った主人公が冒険する話。

●感想

 田舎の美しい背景なんかは、綺麗でよかったです。

 ところが、古代の文明の説明が全て長台詞で説明されるため。なかなかの退屈さに教われました。しかも、回想もたくさん使われて。そのどれもが説明のための回想なので、話がなかなか前に進まない印象でした。115分も必要ないのではないかという感じを受けました。

 台詞もアニメならではみたいな恥ずかしいものばかりで、見ていられなかったです。「私、1人じゃないんだ」みたいな台詞を初めて出会った男に話すんでしょうか? その少年も、いきなりキスをして「生きていてほしい」という不気味な台詞を発してましたし。そして、主人公も嫌がるのかと思いきや頬を赤らめてたり。

 一番の問題は、主人公である少女の目的が弱くて。何故、旅をするのかが見えてこないのが痛かったです。一緒に旅をする教師は「妻を甦らせる」という目的のみで行動しますが。なぜ、主人公はこの教師と行動を共にするのかがわかりませんでした。
 そのため、クライマックスは教師のドラマの解決になってしまって。主人公は傍観者になってしまっているだけなのが感動が少ないのだと思いました。

 アクションシーンなんかも迫力が少なく、アニメならではの躍動感がないように思えて興奮しませんでした。

 回想の多様と説明の連続とで時間ばかり気にしてしまうアニメーションでした。 

☆☆

鑑賞日:2011/05/08 TOHOシネマズ南大沢

監督新海誠 
脚本新海誠 
原作新海誠 
出演(声)金元寿子 
入野自由 
井上和彦 
島本須美 
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