映画【Chatroom チャットルーム】感想(ネタバレ)

chatroom
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●こんなお話

 チャットムール上でうつ病で自殺させようとしたりそれを阻止しようとしたりする人たちの話。

●感想

 いくら現実に悩みを抱えてるからって、何でもかんでもネット上で喋るっていうことが理解できず。だんだんと悪い方向に進んで行ってるのなら、チャットをしなければいいじゃんと元も子もないことを思ってしまいますが。この映画のイギリス人たちは、どんどんとドツボにはまっていきます。もう少し、チャットルームの魅力を序盤に詰め込んでおけば。「あぶないネットの世界」を表現できたと思います。

 映画のテンポも最初から最後まで、ほとんど一緒なのが退屈してしまいました。それぞれの悩みもそんなに目新しいものでなく。親友の妹に恋をしてしまう黒人の人のエピソードなんて結局放置されてしまったりと回収されない話もあるのが残念でした。

 1番は、主人公に感情移入できず。ただの引きこもりの暗い青年にしか見えなかったので。どうして、自殺をさせようとする危ない奴なのかってのがイマイチ伝わらなかったです。

 クライマックスの現実世界での追いかけっこは、盛り上がりました。今まで顔もわからなかった登場人物たちが、初対面するところなんかは映画の設定の面白さだと思いました。

 自殺シーンのショッキングさもなかなかのものだったと思います。設定は面白かったですが、盛り上がらないまま終わってしまった印象の映画でした。

鑑賞日:2011/08/27 DVD

監督中田秀夫 
脚本エンダ・ウォルシュ 
原作エンダ・ウォルシュ 
出演アーロン・ジョンソン 
イモージェン・プーツ 
マシュー・ビアード 
ハンナ・マリー 
ダニエル・カルーヤ 
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