映画【キャプテン・マーベル】感想(ネタバレ):記憶喪失のヒーローが挑む宇宙戦争と地球の闘い

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●こんなお話

 手から怪光線を出す主人公が敵とされる変身する種族と戦うけど、自らの記憶喪失前と思い出していく話。

●感想

 宇宙のクリー帝国の一員として戦う主人公は、スクラル人との激しい戦闘の最中に地球に落下する。地球では捜査官に追われながら、自分の失われた記憶を取り戻そうと関係者に会いに行く。敵だと思っていたスクラル人は実は家族に会いたいだけで行動しており、一方で味方のクリー人は地球で開発されたスーパーエンジンを強奪しようとしていた。主人公はその強奪を阻止しようとスーパー猿人を爆発させ、そのエネルギーを浴びてスーパーパワーを得るが記憶喪失になり、クリー人側に洗脳され兵隊として使われていたことが明らかになる。

 やがてスクラル人側に寝返った主人公は、クリー人の宇宙船に捕まるも脱獄して大暴れ。地球でクリー人の先輩を倒し、スクラル人の新しい居場所を確保することを約束して物語はおしまい。

 マーベル映画としては、あの人気キャラクターの若い頃が見られるというファン向けの楽しみがありました。ですがアクションシーンは暗くてごちゃごちゃしており、視認性が悪かったです。120分の上映時間が退屈に感じる部分も多く感じます。主人公はほぼスーパーマンのように宇宙を飛び回り爆破しまくるが、敵との激しい死闘は少なく、主人公の覚醒シーンでほぼ物語が終わってしまう印象。

 ストーリーも記憶喪失と回想の繰り返しが続き、時間軸が複雑に入り組んでいるだけで盛り上がりに欠けました。特に最初の20分は宇宙が舞台で説明も少なく、慣れていない観客には理解しづらかったです。地球を舞台にしたバディものの展開は楽しいですが、すぐに過去の回想や暗い宇宙戦に戻るため、テンションが上がりにくいです。全体的にマーベル作品としては久々に普通に退屈と感じてしまう映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2019/03/25 TOHOシネマズ川崎 2020/02/15 WOWOW 2024/04/11 Disney+

 

監督アンナ・ボーデン 
ライアン・フレック 
製作ケヴィン・ファイギ 
脚本 アンナ・ボーデン 
ライアン・フレック 
ジェネヴァ・ロバートソン=ドゥウォレット
出演ブリー・ラーソン 
サミュエル・L・ジャクソン 
ベン・メンデルソーン 
ジャイモン・フンスー 
アネット・ベニング 
ジュード・ロウ 

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