映画【ヤング・ゼネレーション】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 アメリカの片田舎でくすぶっている若者たちが恋したり喧嘩したり自転車レースをしたりする話。

●感想

 ハイスクールの過程が終わったけれど進学も就職もしないでふらふらしている若者4人組。彼らが冒頭で岩の間から湖みたいなところにダイブしたりして遊びながらダラダラと過ごす。

 主人公は自転車好きでイタリア人かぶれしていて、お父さんはそれを嫌がっていて「俺はアメリカ料理が好きなんだ」と怒ってる。女子大生にイタリア人だと嘘をついてお近づきになったり。主人公以外の他の仲間たちにも悩みなどが挟まれつつ綺麗な風景の中で描かれていきます。

 主人公とお父さんとの物語として感動を感じることができて、大学生と揉めるので自転車レースで対決しろとなって、そこを目指すことに。主人公は憧れのイタリアチームに会うけれど雑に扱われてしかも妨害されて転んでしまうという。そんなプロチームに失望して落ち込む主人公と和解して励ますお父さん。自分が若い時に大学に進学できなかったことがあるから、息子には大学に行ってほしいと示す。このお父さんが中古屋さんで働いているけれど、元の職場の石切り場をのぞいて軽く仕事をするとかも印象的でした。イタリア人だと嘘をついていてヒロインに怒られる。ここはそんなに怒ることかな? と思わないわけでもなかったです。

 そしてクライマックスの自転車レース。全く練習していない仲間たちも参加なのであっという間に置いてかれたり頑張って順位を上げたり。

 クライマックスの自転車レースの最後の接戦を遠くから長回しで撮影していて、抜きつ抜かれつをどうやって撮っているのかという単純に疑問に感じる素晴らしい撮影でした。

 そして大学進学した主人公は今度はフランス好きになっているという。それに呆れるお父さんのアップで終わりというオチもニコニコできる映画でした。

☆☆☆☆

鑑賞日:2021/10/23 Disney+

監督ピーター・イェーツ 
脚本スティーヴ・テシック 
出演デニス・クリストファー 
デニス・クエイド 
ダニエル・スターン 
ジャッキー・アール・ヘイリー 
バーバラ・バリー 
ポール・ドゥーリー 
ロビン・ダグラス 
ハート・ボックナー 
エイミー・ライト 
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