映画【アンチ・ライフ】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 地球滅亡の危機なので宇宙船でニューアースという場所へ恒星間移動している宇宙船で謎の生物に襲われる話。

●感想

 30万人大移動という一大プロジェクトらしいですが、その壮大さは特に伝わらず。数人が睡眠状態になって、主人公は掃除係をしてブルース・ウィリスは悪態ついて酒飲んでるだけで90分のジャンル映画だと思いますが、それでもテンポの悪さを感じてしまうゆるい日常シーンが続きました。

 肝心の寄生してくるエイリアンの生態も最初のきっかけの1人は大爆発してますが、それもその描写だけでしかもちゃんと爆発する瞬間は映してくれず、スラッシャー的な要素を期待するとストレスのたまるぬるい描写でした。それに寄生された人も顔が赤黒くなるくらいでヴィジュアルとしての面白さやクリーチャーもののジャンル映画の面白さも伝わってこなかったです。

 主人公たちが宇宙船で銃を撃ちまくったり、全く熱そうじゃない火炎放射器で攻撃したり。提督が睡眠から覚めて簡単に状況を確認して戦闘部隊を目覚めさせて「やってやろうぜ」的な熱い展開になるかと思いきや、無為無策で敵に突っ込んでいって気づいたら全滅。とかどういう気持ちで見ればいいのかわからない戦い方でした。

 洗剤だと思ってこぼしたら机に穴が開くという恐ろしい劇薬が普通に置かれていて、それを使ってブルース・ウィリスたちはお酒を飲んでいるというどういうお酒なんだという。そしてそれがエイリアンに効果的という。

 せっかくのブルース・ウィリスのネームバリューも酒を飲んで悪態ついているか立体映像で主人公にアドバイスするというだけで最近のブルース・ウィリスの安売り感半端なくて悲しい気持ちになるキャラクターでした。

 そして恐ろしく華のない主人公でなかなかの地味な印象しか残らない映画でした。

鑑賞日:2021/04/28 Blu-ray

監督ジョン・スーツ 
脚本エドワード・ドレイク 
コリー・ラージ 
出演コーディー・カーズリー 
ブルース・ウィリス 
トーマス・ジェーン 
レイチェル・ニコルズ 
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