映画【ボックス!】感想(ネタバレ)

BOX!
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●こんなお話

 ボクシングを頑張る高校生たちの話。

●感想

 子どものときの憧れのヒーローで、ボクシングの天才と無口で努力家の2人だけど。いつしか、努力家のほうが天才を超えてしまって。落ち込む天才。荒れる天才、それを見て怒る努力家、病気でいなくなるキャラクター。それに反応してまた頑張る天才、それを見て喜ぶ努力家、2人でライバル高校のボクシング部員を倒すために練習。クライマックスで、戦う。

 という何百回もつくられてきたようなわかりやすい流れで、安心して観れるっちゃ観れますし。別に、サッカーでも野球でも部活を変えても作れるような内容に仕上がっていて新鮮さは欠けてしまっているようにも見えました。

 市原隼人さん本来のキャラクターありきのボクシング命の天才君や無口だけど市原さんに憧れて頑張る高良健吾さんなど、魅力いっぱいの主人公達で後半は、応援してる自分がいました。

 ヒロインの存在が弱くて、2人を応援してた魅力的でしたが。途中で、フェードアウトしてしまったのが残念でした。まあ、それで登場人物の心の変化のきっかけとなる出来事を起こしてくれたのでよかったんだと思います。
 それに、監督の存在も微妙なもので。主人公たちにとってありがたい言葉を言ってるのか、特にこれといって指導してないのではないか? と思ってしまうようなことしか言わないのが残念でした。

 ボクシングシーンは、スピード感あってよかったですが。クライマックスの戦いで、妙なエフェクトが入ったりして一気に安っぽくなってしまいました。

 とはいえ、ボクシングにかける若者たちを観てると走り出したくなる映画でよかったです。

☆☆☆

鑑賞日:2011/08/17 DVD

監督李闘士男 
脚本鈴木謙一 
原作百田尚樹
出演市原隼人 
高良健吾 
谷村美月 
清水美沙 
宝生舞 
山崎真実 
香椎由宇 
筧利夫 
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