映画【僕たちは世界を変えることができない。】感想

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●こんなお話

 カンボジアに学校を建てようとする大学生の話。

 詳しいあらすじ解説はMIHOシネマさんの映画ブログにて

●感想

 毎日を惰性に生きる大学生が「何となく」カンボジアに学校を建てようとがんばるという話で、この「何となく」や「よくわからないけど」という行動の動機となる理由がイマドキの日本の大学生。食べ物もあるし平和だし生きるのに不便はしないけど、惰性な日々。
 そんな中、カンボジアに学校を建てようということを「何となく」始める。
  
 資金集めがサークルを作り、クラブでお金を集めるというチャらい感じもよかったです。
 そして、カンボジアに行ったことがないとカンボジアへ旅立つところからドキュメントタッチになって、ガイドさんの案内でカンボジアの内戦の歴史、虐殺、HIV、地雷。
 今まで呑気に生きてきた若者が直面する現実。ガイドさんが父親の最期を語るときに流す涙、ガイドさんを抱きしめる主人公。

 そして日本へと帰ると、スポンサーが捕まり主人公たちに逆風が吹く。
 「日本にも困ってる人がいるのに、何でカンボジアにお金使うの?」「ボランティアって自己満足だろ?」「そもそも何でカンボジアなの?」
 迷う主人公。敗北から立ち直り、再び資金集めをしてカンボジアへ。

 【僕たちは世界を変えることはできない】けど、少なくともカンボジアの子どもたちが学校に行けるようになったことで、影響を与えている。「中途半端なボランティアなんてやめちまえ」と大学の先生も言っていたように、それは責任も伴うことだけど。それを理解する主人公たち。
 
 目的を見つけ、行動し、障害に敗北し立ち直りまた立ち向かうという娯楽映画の王道の展開で、カンボジアに対して真摯に作られている素晴らしい映画でした。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2013/04/04 DVD

監督深作健太 
脚本山岡真介 
原作葉田甲太
出演向井理 
松坂桃李 
柄本佑 
窪田正孝 
村川絵梨 
黒川芽以 
江口のりこ 
黄川田将也 
リリー・フランキー 
阿部寛 
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