映画【バッドボーイズ 2バッド】感想(ネタバレ):爆発×銃撃×カーチェイス!スピード全開アクション映画

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●こんなお話

 マイアミ市警が麻薬捜査のために市民の安全とか無視して破壊の限りを尽くす話。

●感想

 マイアミでは麻薬が蔓延しており、その捜査の一環で物語はKKKの集会に主人公たちが潜入する銃撃戦から始まる。ところが、そこにあった麻薬は想定より少なく、主人公たちは仲間たちから責められることに。

 刑事コンビのうち一人は相棒の妹と付き合っていて、もう一人はイライラをコントロールするトレーニングに励んでいる。そんな中、新たなタレコミが入り現場に向かうと、なんとその妹が麻薬捜査局の潜入捜査官だったことが発覚。そこにハイチ人のグループが乱入し、麻薬を奪おうとして激しいカーチェイスと銃撃戦に突入する。 

 妹の身を案じる主人公たちは、ハイチ人の捜査を進めるうちに、裏でキューバ人の麻薬王が糸を引いていることを突き止める。ネズミ駆除業者に扮して麻薬王の屋敷に潜入し、そこから人間の指や破棄された書類を持ち帰り、船での麻薬・金の取引情報を得る。冒頭で捕まえたKKK構成員の証言が手がかりになる。

 さらに追跡していた葬儀社の車の正体がバレて、またしてもカーチェイスと銃撃戦。犯人の一人を追い詰めていく中で電車に轢かれるという衝撃展開も挟まりつつ、葬儀社の遺体に麻薬や現金が隠されていたことも判明する。

 上司に報告して捜査が正式に開始されるも、既に重要な証拠は運び出された後。潜入捜査中の妹も敵に正体を知られてキューバへと連れ去られてしまう。外交交渉が必要と言われるが、主人公たちは独断でキューバに侵入。仲間たちのコネで地下組織や特殊部隊まで引っ張り出し、屋敷に乗り込んで壮絶な銃撃戦を繰り広げる。最終的に敵は地雷で爆破されておしまい。

 全編を通して、爆発と銃撃、カーチェイスの連続で、画面から目が離せない迫力がありました。序盤のハイチ人とのカーチェイスですらクライマックス級のボリュームで、2時間20分という上映時間の間に次々と巻き起こる破壊描写に頭がクラクラしてくる満腹感。人も物も吹き飛び、派手すぎて感覚が麻痺してきます。

 ただ、主人公たちは警察というよりもギャングに近く、自分たちの思い通りにならないと店を破壊したり、他人の車を勝手に奪ったり、尋問もほぼ強要のような手口で、感情移入がしづらいのが痛いところ。相棒の掛け合いにユーモアがあれば救いになるが、それも薄く淡々としている印象でした。

 クライマックスではもはや他国に戦争を仕掛けるような規模になり、仲間たちが「俺の弟は地下組織に」「俺の知人は特殊部隊に」と人脈を次々出してくる展開は笑ってしまいます。あっという間にトンネルを掘ってキューバに突入する展開のスピード感には驚かされましたが、ジャンル映画としては150分はやや長く、体力を削られる1本でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2015/01/25 DVD 2023/08/31 NETFLIX

監督マイケル・ベイ 
脚色ロン・シェルトン 
ジェリー・スタール 
出演マーティン・ローレンス 
ウィル・スミス 
ガブリエル・ユニオン 
ジョー・パントリアーノ 
ジョルディ・モリャ 
ユール・バスケス 
ジェイソン・マニュエル・オラザバール 
オットー・サンチェス 
ピーター・ストーメア 
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