●こんなお話
盲目の元軍人が麻薬組織と戦う話。
●感想
ベトナム戦争で負傷して現地民に救われて盲目でもスピーディーに動ける術を学んで20年後アメリカへ。ベトナム戦争のときの戦友の家を訪ねたらその人物はいなくて、奥さんと子どもがいるところに男たちが乱入。奥さんを射殺して主人公は仕込み杖で撃退。
残された息子を旦那がいる場所へ連れて行こうと長距離バスで移動。息子さんからバカにされたり石っころを食べさせられたりしつつ旅を続けて、途中で男たちにさらわれそうになるけど、コーン畑みたいなところで男たちを虐殺して息子さんを助ける主人公。
父親の家に行くと女性がいて、男たちに捕まる主人公たち。車で連れていかれるけど車でボヤを起こしてお子達を撃退。女性も味方になって仕込み杖が捨てられた場所を探して仕込み杖を拾ったり。
父親は化学者で麻薬を強制的に製造させられていてカジノの地下施設で監禁されているので、主人公が潜入して父親を救出。息子がいる隠れ家に戻ると女性と息子がさらわれている。
主人公と父親で火炎瓶で武装してスキー場で待ち構える敵と戦って、カタキ役が雇った日本人と一騎打ちして倒して皆殺しにして家族と主人公たち別れておしまい。
ベトナム戦争で失明をしてしまって現地住民からいきなり失明状態での戦闘術を学ぶオープニングからして凄いです。一体、何故そのような事になったのかという経過が全く分からないですが、とにもかくにもアメリカへ戻ってきた主人公は親友の家に行くと奥さんが殺され生き残った息子と父親のもとへと旅することになります。
「もう涙の流すところが壊れて泣けないんだ」という主人公。喧嘩ばかりする2人が映画を通じて友情を深めラストカットで涙をそっと流す主人公ルドガー・ハウアーが熱いです。普段は弱くて馬鹿にされているけど、気づくと最後には勝っている主人公はTHE座頭市な感じでよかったです。それにギャンブルのイカサマを見破ったり、部屋を暗闇にして同じ条件にして戦ったりする姿はも座頭市っぽかったです。
クライマックスでドーンと登場するショー・コスギさんが一瞬カッコよく出だし登場しましたが。なんだかやられ方が情けなくて笑えました。ほとんど自殺に近いように思えました。その後の、体を真っ二つにされて崖を叫びながら落下するキャラクターもよかったです。面白い構図でした。
☆☆☆
鑑賞日:2012/10/05 DVD 2024/11/04 YouTube
監督 | フィリップ・ノイス |
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脚本 | チャールズ・ロバート・カーンズ |
出演 | ルトガー・ハウアー |
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テレンス・オクィン | |
ブランドン・コール | |
ノーブル・ウィリンガム | |
リサ・ブロント |