映画【ブラインド・フューリー】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 盲目の元軍人が麻薬組織と戦う話。

●感想

 ベトナム戦争で失明をしてしまって現地住民からいきなり失明状態での戦闘術を学ぶオープニングからして凄いです。一体、何故そのような事になったのかという経過が全く分からないですが、とにもかくにもアメリカへ戻ってきた主人公は親友の家に行くと奥さんが殺され生き残った息子と父親のもとへと旅することになります。
 「もう涙の流すところが壊れて泣けないんだ」という主人公。喧嘩ばかりする2人が映画を通じて友情を深めラストカットで涙をそっと流す主人公ルドガー・ハウアーが熱いです。普段は弱くて馬鹿にされているけど、気づくと最後には勝っている主人公は座頭市っぽくてよかったです。それにギャンブルのイカサマを見破ったり、部屋を暗闇にして同じ条件にして戦ったりする姿はも座頭市っぽかったです。

 クライマックスでドーンと登場するショー・コスギさんが一瞬カッコよく出だし登場しましたが。なんだかやられ方が情けなくて笑えました。ほとんど自殺に近いように思えました。その後の、体を真っ二つにされて崖を叫びながら落下するキャラクターもよかったです。面白い構図でした。

☆☆☆

鑑賞日:2012/10/05 DVD

監督フィリップ・ノイス 
脚本チャールズ・ロバート・カーンズ 
出演ルトガー・ハウアー 
テレンス・オクィン 
ブランドン・コール 
ノーブル・ウィリンガム 
リサ・ブロント 
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