●こんなお話
ロシアのスパイたちの疑似家族が自分の人生を奪った悪い人にリベンジする話。
●感想
家族もの姉妹ものとしての話に重点が置かれていて、血は繋がっていないけれど大事な時間を一緒に過ごした人たちとが重要という考えのもとに悪人たちと戦うという姿が感動的でした。アクションシーンも迫力あるもので、ブタペストでのターミネーターみたいなのカタキ役が襲ってきてのカーチェイスとかお父さんを脱獄させるときのヘリを使っての戦いとかも明るいところでみせるのも面白かったです。クライマックスの崩れる天空の城が崩壊からの脱出も楽しく見られました。
ただ幼少時代を3年過ごした疑似家族の絆は最初から最後まで強くて、それがゆるぎないもので一致団結を映画の最初から最後まで一定しているので。ピンチになろうがどんな障害があろうが、緊張感等も一切感じられず、かといって軽口やユーモアをやりながら敵を倒していくのも笑えるものでもなく全体的に退屈でした。
妹が序盤で簡単に洗脳が解けたことをきっかけに女性暗殺者集団を解放する戦いが始まっていきますが、あとは家族と再会して、その度に当時の話を台詞と少しの回想で説明してというのも役者さんたちが上手なので何とか見れましたが家族が再開して語り合ったり、隠れていたカタキ役と何とか探し当てて対面するところも語り合いが多くて眠気を誘う見せ方でした。洗脳が解けるのも薬をばらまけば簡単に解けてしまうのとかも簡単な障害で面白さが感じられなかったです。
マーベル映画のテレビシリーズ的なつながりはそれほどなく、この映画単体で楽しめる作りなのは好感を持てるものでしたが、上映時間の長さだけが身体に残る1本でした。
☆☆☆
鑑賞日:2021/07/28 シネマサンシャイン平和島 2021/10/24 Disney+
リンク
監督 | ケイト・ショートランド |
---|---|
脚本 | エリック・ピアソン |
ストーリー | ジャック・ジェイファー |
ネッド・ベンソン |
出演 | スカーレット・ヨハンソン |
---|---|
レイチェル・ワイズ | |
フローレンス・ピュー | |
デヴィッド・ハーバー | |
O・T・ファグベンル |