映画【薄氷の殺人】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 惨殺事件が発生するけど未解決のまま年月が経って、容疑者のヒロインのことを好きになってしまいながら捜査する刑事さんの話。

●感想

 白い雪景色の中、赤や黄色を多用した色彩描写の美しさに見入ってしまう素晴らしい映像でした。編集のタイミングとかも独特で、最後まで映さずにカットして場面転換したりするのも興味を持続させてくれる編集でした。

 石炭の中にバラバラ死体が見つかって、事件の捜査をする刑事さんたちの1999年の冒頭。さっきまでHしてたのに、次のシーンでは喧嘩していて離婚証明書なるものを持っている主人公の刑事。この場面転換からこの人たちはどういう気持ちなんだろう? とツカミはバッチリのスタートでした。しかも離婚証明書ってのはパスポートみたいなんだというも面白かったです。
 容疑者とされるチンピラを捕まえるための美容室でのシーンも唐突に始まるバイオレンスシーンとかも初期北野映画のようなカッコよさでした。

 2004年へと時間が変わるシーンもトンネルを抜けて変化したことがわかる場面転換。主人公は刑事の仕事を辞めていて、警備員のような仕事をしている。相棒の刑事はまだ未解決の事件の捜査をしていて、未解決の殺人事件の捜査をしていてヒロインの周りで殺人が起きているために彼女を追いかけていて、その捜査に主人公も協力することになる。主人公がヒロインをデートに誘って、野外スケートリンクのシーンがこれまたお見事で最高にカッコいいデートシーンでした。そしてヒロインが事件の真相を語り、相棒の刑事は犯人と思われる男を見つけるけども…。という流れから一気に事件解決かと思われたけど、ヒロインが働いていたクリーニング屋で革ジャンの持ち主からさらに真相に迫って…。ここで主人公とヒロインが乗る観覧車のシーンもナイトクラブのネオンがこれまた美しくてうっとりしてしまいました。

 そして最後の実況見分での屋上からあげられる花火。話自体は2時間サスペンスでありそうな殺人事件の顛末ですが、ネオンなどを使った赤や黄色の証明に時折青い光が印象的に使われてたり、独特のカメラワークや編集のタイミングでオリジナリティにあふれた作品で100分間惹きつけられる映画でした。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2016/10/09 NETFLIX

監督ディアオ・イーナン 
脚本ディアオ・イーナン
出演リャオ・ファン 
グイ・ルンメイ 
ワン・シュエピン 
ワン・ジンチュン 

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