映画【映画 ビリギャル】感想(ネタバレ)

Flying Colors
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●こんなお話

 勉強できずに自分自身も周りも期待していないでダラダラ生きてきた女子高生が勉強頑張りはじめる話。

●感想

 話の展開はタイトルにあるとおりのまんまのお話で「努力していって負け犬人生から這い上がっていく」というもので、できなかったのが塾講師やお母さんたちの協力を得てしだいにレベルアップしていく主人公を応援してしまう映画で楽しめる作品でした。

 けど、ビリだった主人公が慶応義塾大学へ合格するという具体的なプランが練られていないため、ただ小説を読んだり漫画を読んだりしてるだけにしか見えなかったり、驚くような作戦があって勉強の成績が上がるというものではないため。これだったら誰でも合格できちゃうのかと思ってしまいました。
 それに主人公が何故、慶応義塾に行きたいのかという動機の部分もよくわからなかったです。他の大学じゃ駄目なのかな? 慶応義塾大学の啓蒙映画なのかな?  と思いながら見てました。
 そして大学入試がクライマックスだとは思いますが、そこが盛り上がらないのも問題でした。何と戦ってそれをやっつけてのカタルシスみたいなのは得られなかったです。父親が対立軸として存在していますが、あまり勉強と関係ないところで描かれているような気がしました。結構簡単に改心しちゃうし。

 けれども、主人公の親目線で見てしまって「ガンバレー!」と応援して感動できちゃう内容でした。副題でネタバレしてしまっていて結末はわかっているけど、ハラハラドキドキしてしまう映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2015/05/01 TOHOシネマズ南大沢

監督土井裕泰 
脚本橋本裕志 
原作坪田信貴
出演有村架純 
伊藤淳史 
野村周平 
松井愛莉 
大内田悠平 
あがた森魚 
安田顕 
阿部菜渚美 
矢島健一 
中村靖日 
峯村リエ 
吉田羊 

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