映画【大日本人】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 日本を守るために巨大化する主人公の日常と戦いの日々の話。

●感想

 主人公のインタビューをしているところから始まっていつも傘をもち歩いて家の中でのインタビューでも別れた娘と会いたいとか話している中、外から石を投げられたり落書きをされたりされている。

 怪獣と戦うために海外旅行にも行けないもともとパスポートがないとか、怪獣が現れたと呼び出しがかかって変身する場所に移動して電気を流して巨大化。怪獣と戦うけど、そのテレビ番組も昔は高視聴率だったけどいまは深夜で視聴率も苦しく広告を自分の身体に付けなくちゃいけなくて、それを隠して戦うとマネージャーに怒られる。昔はいっぱい巨大化する人がいたけど今では主人公1人で、給料もぎりぎりで大衆からの支持がなく祖父の介護問題もあって、父親は目立とうと体に多くの電流を流して死んでしまって祖父がその分長く怪獣と戦っていたから認知症になってしまったのではないかと考える主人公。

 よく行くラーメン屋の主人、返信する施設の職員、名古屋のクラブのママ、介護職員、別れた奥さん、マネージャーなどにインタビューで主人公の人となりが明らかになっていきます。

 外国から来た怪獣にやられて逃走したら、それが視聴率がよかったのでまた戦うようにと酔っぱらって寝ているときに強制的に変身させられて戦うことになるけど、また別のヒーローが現れて外国の怪獣をやっつけておしまい。

 奥さんとも離婚して子どもとも会えず、お金にもまあまあ困っている様子の主人公が描かれていって、仕事だと呼ばれて行ったら巨大化して怪獣と戦う仕事という。あまり見たことのない視点で新鮮さはありましたが、いかんせん110分は結構長く感じてしまいました。しかもみなさんボソボソと喋って特に興味のない人たちが興味のないことを話していて集中力を保つのがきつい見せ方でした。特撮シーンも迫力がないので見せ場としての面白さも感じらないので見ているのが辛かったです。

 ただ日本の防衛という視点で見たら面白くて、騒音だの迷惑だの大衆から罵られていて、けど戦わないといけないという今の日本の自衛隊的な側面が面白かったです。それでいて北朝鮮の強い怪獣にかなわないけど、アメリカの容赦ない攻撃で破壊される。それに介護問題も寂しく、父親に虐待されていたのがおじいちゃんに救われて父親が早死にしちゃったのでおじいちゃんが頑張って大日本人として戦っていたせいで老後が大変だけど国からの保証はないらしいとか。

 独特の世界観があってこれはこれで楽しいのかなと思ってしまう映画でした。

☆☆

鑑賞日: 2016/10/31 NETFLIX 2024/10/21 DVD

監督松本人志 
脚本松本人志 
高須光聖 
出演松本人志 
竹内力 
UA 
神木隆之介 
海原はるか 
長谷川朝二 
板尾創路 
宮迫博之 
原西孝幸 
宮川大輔 
橋本拓弥 
矢崎太一 
街田しおん 

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