映画【チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像】感想(ネタバレ)

Team Batista Final: Kerberos No Shouzou
スポンサーリンク

●こんなお話

 9人のお医者さんが惨殺されて、ドラマで活躍してた人たちが捜査する話。

●感想

 冒頭に9人という人間が死んで、検死では事故として扱われるけど。最新のリバイアサンという最新のAIシステムが登場して、これを利用した話で展開になるかと思いきや。そうでもなく…。
 9人のお医者さんが謎の死を遂げて、簡単に死因を暴いていく。すると新薬の問題が浮かび上がってきて……。

 この9人の大量殺人事件とは別に、この映画が始まる前の事件で主人公の過去を暴こうとする人たちもいますが、あれはドラマを見ていないとわからないのかなんなのかで見ててよくわからないです。それでいてクライマックスで関係のない2つ事件が同時に描かれていくし、しかもそのクライマックスも大量殺人の真犯人、何でこんなスペクタクルな方法で殺害を試みるのか? しかもいつの間に天才ハッカーになってたの? 
 救急医療のチームの人たちの絆とかも描かれますが、それもドラマを見ていないとわからない作りになっていました。西島秀俊さんは何でチュッパチャプスなめてるんだろう? とかばかり気になってしまいました。

 よくある崖の上ならぬとある場所で、よくある真犯人の恨みが自分がいかに酷い目に遭ったのか語られ主人公が「そんなのいけない! 無実の人がいるんだ」と熱く語る。このくだりもなかなか退屈でした。新鮮味もなくて。
 結局、最後は美談的に終わってましたが、9人もの人間を殺害した事実は変わらないわけで美談として描いてはいけないのではなかろうかと思ってしまう映画でした。大きいスクリーンで見る意味って何だろう? 大勢のエキストラを出せばそれでいいのだろうか? と考える映画でした。

☆☆

鑑賞日: 2014/04/02  TOHOシネマズ日本橋

監督星野和成 
脚本後藤法子 
原作海堂尊 
出演伊藤淳史 
仲村トオル 
桐谷美玲 
松坂桃李 
西島秀俊 
戸次重幸 
木下隆行 
利重剛 
加藤あい 
名取裕子 
栗山千明 
生瀬勝久 
タイトルとURLをコピーしました