映画【幕末太陽傳】感想(ネタバレ)

bakumatsu
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●こんなお話

 幕末の遊郭でお調子者が問題解決していく話。

●感想

 オープニング、異人との追いかけっこで始まり。軽快な音楽と共に現代の品川にシーンが変わり再び幕末の品川に戻るという構成からして驚かされました。

 一つの旅館を舞台に、いろんな人が入り乱れますが。フランキー堺さんが、文無しだとわかっていつの間にか奉公してるあたりから話が転がり始めノンストップで最後まで突き進みました。小沢昭一さんの心中のエピソードなんて、ちょっと笑ってしまいました。
 精巧に建てられた二階建ての品川遊郭の中を大勢の人物を引いた画で見れるだけで価値のある映画だと思いました。
 それに、出てくる女優さん皆さん綺麗なこと、見とれてしまいました。これだけのたくさんの人物達を縦横無尽に動かしつつなおかつ混乱させることのない展開に惚れ惚れしながら見てました。

 ただ、大勢の人物が、早口で台詞の速射砲のように流れていくので音声状態が悪く。特に石原裕次郎さんたち幕末の志士たちの会話が聞き取りづらかったのがマイナスでした。
 それに、主人公の居残り佐平次に労咳の設定が果たして必要だったのかと思ってしまいました。あれだけ明るいキャラクターが最後の最後になって物悲しい男になってしまったのが見ていて重苦しい気持ちのまま終了してしまいました。

 とはいえ、カラッとしたどこか物悲しい喜劇を見れて最高でした。

☆☆☆☆

鑑賞日:2011/09/11 DVD

監督川島雄三 
脚本田中啓一 
川島雄三 
今村昌平 
出演フランキー堺 
金子信雄 
山岡久乃 
梅野泰靖 
織田政雄 
岡田眞澄 
高原駿雄 
青木富夫 
峰三平 
芦川いづみ 
菅井きん 
福田トヨ 
左幸子 
南田洋子 
新井麗子 
竹内洋子 
芝あをみ 
清水千代子 
所寿子 
植村謙二郎 
河上信夫 
井東柳晴 
小泉郁之助 
鈴村益代 
石原裕次郎 
小林旭 
二谷英明 
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