映画【ゴースト・イン・ザ・シェル】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 人間のロボット化が進む世界で、前前前世に悩む主人公の話。

●感想

 アジアンな未来描写は何十年も前に作られた【ブレードランナー】の二番煎じ的な造形なのは否めないですが、世界観は楽しくみることができました。自分の記憶が作られたもので本当の自分探しのAIみたいなのはやり尽くされて新鮮さはないですが、ハリウッド大作には珍しく短い上映時間でさっくりと見られて適度なSFアクションでした。

 が、これといって熱くなるような盛り上がることもなく楽しいけれど冷めたままのエンタメ映画な印象で、作られた時代が遅いからか原作アニメを真似している【マトリックス】をさらに真似しているようにしか見えなかったり、もう古臭く感じてしまうSF描写なのが原因だと思いました。 

 短い上映時間で仕方ないですが、公安9課のメンバーはほとんど空気なキャラクターになっていて活躍の場がほとんどないのが残念でした。そしてやっぱりビートたけしさんが映画の世界観にフィットしていなくて、リスペクトされて拳銃1つでマシンガンで襲撃してくる刺客をやっつけちゃうというのがあったり見せ場がありましたが、この映画にはあっていないと思いました。いきなりヤクザ映画になっていました。 

 とはいえ、街並みのデザインや美術は綺麗だし普通に楽しめて【ブレードランナー】の偉大さが再確認できるSFアクションでした。 

☆☆☆

鑑賞日: 2017/05/08 シネマサンシャイン平和島  2018/01/13 Blu-ray

監督ルパート・サンダース 
脚本ジェイミー・モス 
ウィリアム・ウィーラー 
アーレン・クルーガー 
原作士郎正宗 
出演スカーレット・ヨハンソン 
ビートたけし 
マイケル・カルメン・ピット 
ピルー・アスベック 
チン・ハン 

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