映画【オーストラリア】感想(ネタバレ)

AUSTRALIA
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●こんなお話

 イギリスから夫を追ってやってきた貴族が地元のカウボーイと恋愛になってアボリジニの子供と交流したりして、日本軍の空爆に引き裂かれる話。

●感想

 イギリスに住む貴族のニコール・キッドマンの奥様の主人公が夫がオーストラリアの牧場に行っているので追いかけてオーストラリアへ。奥様が到着するとコーディネートするのはヒュー・ジャックマンのカウボーイ。カンガルーに感動しているといきなり射殺されてドン引きの奥様とか。

 牧場に行くと旦那さんが亡くなっていて落ち込むニコール・キッドマン。キング・ジョージと呼ばれるアボリジニに殺されたと管理人から言われるけど、アボリジニの子供が「それは嘘だ」と管理人の嘘を告発して管理人はクビ。

 「お巡りが来た」と隠れるアボリジニの子供と母親。水槽に隠れて覚えてしまって母親が亡くなる。落ち込む子供に励ますニコール・キッドマン。

 資金繰りのために飼っている牛を何百頭と売ることに。馬で牛を統率するのに人間が足りない中、何とか人数合わせて大移動する。元管理人の妨害で牛が大暴走して仲間が亡くなったり。

 平和に暮らす主人公たちだけど喧嘩したりアボリジニが捕まって伝道の島となるところに強制的に連れていかれたり。主人公が離れ離れになっていいるときに日本軍の空襲があってニコール・キッドマンが亡くなったと思って子どもたちを救おうとするヒュー・ジャックマン。そこに日本軍やってきてピンチになったり。感動の再会をしたと思いきや、元管理人に狙われたり、いろいろ大変です。アボリジニのおじいさんが主役級の神様的な超越した存在として描かれるのも印象的でした。

 前半から中盤がニコール・キッドマンとヒュー・ジャックマンが出会って喧嘩しながらもあっという間にキスシーンからの付き合って結婚してというのが長い上映時間の割には高速で、特にニコール・キッドマンは旦那さん亡くなったばかりですぐに次の恋愛へと向かっているようにしか見えなかったです。後半は日本軍の空襲があって離れ離れになって死んだと思ってしまったけど生きていて感動の再会とか。そういう死んだと思っていたら実は生きてましたというのとかも事務的で流れ作業のような別れと再会にもあまり感動できず。

 オーストラリアの広大な大地もCG感がいっぱいでアニメの中に主人公たちが馬に乗っているかのような映像に見えてしまって乗り切れない部分もありつつ、オーストラリアの先住民に対する人種差別や日本軍の怖さがわかる映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2010/01/09 DVD 2022/03/28 Disney+

監督バズ・ラーマン 
脚本バズ・ラーマン 
スチュアート・ビーティー 
ロナルド・ハーウッド 
リチャード・フラナガン 
原案バズ・ラーマン 
出演ニコール・キッドマン 
ヒュー・ジャックマン 
デヴィッド・ウェンハム 
ブライアン・ブラウン 
ジャック・トンプソン 
デヴィッド・ガルピリル 
ブランドン・ウォルターズ 
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