映画【8月の家族たち】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 3姉妹とお母さんのなかなか気まずい話。

●感想

 メリル・ストリーブの旦那さんがお手伝いさんを雇うところから始まり、詩の引用をしながら家族を表現しているオープニングで始まる。
 その旦那さんが失踪したってんで、娘さんやその旦那さんたちが集まってくる。大量の台詞の量と真夏のオクラホマの暑苦しさが伝わってくる映像も相まって、ぎりぎりの均衡を保っていた家族がしだいに本音をさらけ出してぶつかっていく姿を描いていきます。

 メリル・ストリーブは病気のため薬漬けで、テンションがおかしくなっていって。娘たちを罵倒していって、それがきっかけで本音や秘密がしだいにあきらかにされていきますが。
 迫力のお芝居と映像技術のためか、この場所にいるかのような感覚になっていたたまれない気持ちでいっぱいでした。中盤にある長いこと描かれる食事シーンの帰りたいことこのうえないことたるや凄かったです。

 母親と娘たち、母と娘、いとこの恋、姉妹の確執などが展開していきますが。役者さんたちの迫力に圧倒されてしまって、どっと疲れてスタミナがいっぱいいる映画に仕上がっていました。
 1人また1人とぶつかって……。メリル・ストリーブの圧倒的な1人芝居。

 家族の感情の変化の表現を見せてくれる映画で疲れちゃいますが、質の高いエンタテイメントだと思いました。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2014/04/27 TOHOシネマズ南大沢

監督ジョン・ウェルズ 
脚本トレイシー・レッツ 
原作トレイシー・レッツ 
出演メリル・ストリープ 
ジュリア・ロバーツ 
ユアン・マクレガー 
クリス・クーパー 
アビゲイル・ブレスリン 
ベネディクト・カンバーバッチ 
ジュリエット・ルイス 
マーゴ・マーティンデイル 
ダーモット・マローニー 
ジュリアンヌ・ニコルソン 
サム・シェパード 
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