映画【アシュラ】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 刑事さんがサイコパス市長と彼を捕まえるために何でもアリのバーリトュードの検事さんと板挟みになってボロボロになっていく話。 

●感想

 ジャンキーが何者かわからないけど、誰かを脅していて、その脅しに負けて彼が何かの事件の証人喚問を拒否するオープニングから始まり、証人喚問がなくなったことにより市長の無罪が決まって、ジャンキーに金を渡す主人公の刑事さんがいて。主人公が暗躍して市長の悪い部分をもみ消しているのがわかります。主人公には難病の奥さんがいて、市長にその援助をしてもらっている。市長逮捕に執念を燃やす課長検事が主人公の弱みを掴んで、主人公を潜入捜査させて悪巧みの証拠を掴もうとする。 

 この検事さんもかなりの憎たらしさが最高で紙で人の頬をペタペタ殴ったり、スマホを顔面にピッタリつけたりするなんてことをすると人間って不快な気持ちになるんだ、という行動をたくさんやってくれます。 

 悪徳市長もよく市長に当選できたな、という見るからに悪いことしてます感いっぱいのキャラクターで最高でした。自分の邪魔になる存在は敵も味方も排除していきます。あんだけ市長の不利になる人物が事故死や不審死してたら、100パー疑われちゃいそうです。 

 中盤のカーチェイスなんかは見たことないもので新しいアイデアを入れ込んできて、かつクライマックスでは全員参加のバトルロイヤルなんかも無茶苦茶ですがエンタメとして楽しい修羅場でした。 

 主人公が市長と検事側、両方からボコボコにされて、どんどんボロボロになっていきますが。案外、綺麗な顔のままだったりするのがエンタメだから仕方ないですが、残念でした。顔面を思い切り何発も殴られてましたが、あんな思い切り殴られたら死んじゃいそうですが。不死身の主人公でした。クライマックスの対決も弾丸の数がいくつかあるとわからせてから、主人公が拳銃を撃つ。という行動が盛り上がると思いました。 

 どうやって登場人物全員が相手を出しぬこうとするのか、あの手この手を使っての戦いを楽しく見せてくれる映画で面白かったです。 

☆☆☆☆

鑑賞日: 2017/04/05 キネカ大森  2018/05/24 DVD

監督キム・ソンス 
脚本キム・ソンス 
出演チョン・ウソン 
ファン・ジョンミン 
チュ・ジフン 
クァク・ドウォン 
チョン・マンシク 

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