映画【アメリカン・ビューティー】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 アメリカの中流階級の理想の家族像の主人公たちがそれぞれ問題あってギスギスの話。

●感想

 娘の親友に恋をする父親、敵視する不動産業者と不倫する妻、娘は隣人の大麻売買をして盗撮魔と駆け落ちしようとする。隣人はゴリゴリの右翼で…。

 よくあるアメリカのホームドラマなんだけど今までにないホームドラマでコメディなのかサスペンスなのかがわかりにくいアート映画でこれがアカデミー賞獲っちゃうって、さすがの本場のアカデミー賞だなと感心する作品でした。

 父親は仕事を辞め身体を鍛え始めて、好きな車を買い自身を取り戻そうとするけど、それも実は無理をしていて、最後に娘の親友と心を一瞬通わせて「幸せだ」と笑顔になってアメリカンビューティーを最後に走馬灯で思い出して笑顔で死んでいく。

 物質的な豊かさが顕著になって行くとこまで行き着いた時代に本能のままに生きていくのが難しいのを確認させてくれる映画でした。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2017/06/09 NETFLIX

監督サム・メンデス 
脚本アラン・ポール 
出演ケヴィン・スペイシー 
アネット・ベニング 
ソーラ・バーチ 
ウェス・ベントレー 
ミーナ・スヴァーリ 
ピーター・ギャラガー 
クリス・クーパー 

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