映画【25ミニッツ】感想(ネタバレ)

●こんなお話

　銀行強盗した兄弟が救急車を強奪して逃走する話。

●感想

　銀行強盗をしたけどすぐに警察が来ちゃって救急車を奪って逃走。けどすぐに逃走先がバレてしまってGPSが救急車の中にあって破壊してたりしたら、後部席に重体の患者と救命士がいることにビックリ。

　救命士を人質にしようとするけど、患者が死にそうで治療が必要だと訴えるけど兄は逃走を優先して放っておこうとするけど、弟は何とか助けようとする。

　途中別の車に変えようとするけどガンで苦しむ母親から電話があったり、救命士が逃げようとしたりでなかなか上手く行かない。逃走車に乗り換えようとするけど、逃走車が置いてあった場所になくなっていて盗まれていたり。

　患者の心臓が止まったので心臓に注射を刺して蘇生処置したりして、森の中に患者と救命士を置いていくけど酸素がないということで弟は戻ることを決意。兄に銃を突きつけられて車を暴走させて事故を起こす。

　兄を銃で脅してボロボロの救急車で森に戻って患者を乗せて、警察に人質を解放する代わりに見逃せというのを無線で連絡。指定の病院とは逆の方向に行ってその町の病院に患者を下ろそうとするけど、パトカーと追突してしまってバレて、逃走。けど患者が救急車から落ちそうになって兄弟の意見の相違で銃を突きつけあって、兄が警官に撃たれて死亡。弟はストレッチャーで運ばれておしまい。

　冒頭、銀行に入っていってすぐに通報されて警察が来て救急車を奪って逃げるまでというのを長回しで見せてきて一気に惹きこまれました。

　最初はお兄さんがダメな弟を引っ張っていくけど、救急車に重体の患者と救急士が乗っていることを知ってお兄さんは金を持って船で逃げることを優先、弟は目の前の死にそうな患者を救おうとして対立していく。ということで立場が逆転して、さらにお兄さんはかつて事故で父親を亡くしてそれをきっかけに母親から見放されていたことが心の傷になっているのを吐露していきます。

　そこらへんが銃を突きつけたり警官に銃を向けられながら心の声を話したりするのは個人的にダレ場に感じました。低予算映画だと思いますが、70分退屈せずには見られました。

☆☆☆

鑑賞日:2023/05/03　DVD