映画【ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー】感想(ネタバレ):寄せ集めチームが宇宙を救う!キャラの魅力で突き進むSFアクション

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●こんなお話

 宇宙のピンチに荒くれ者たちが集まって宇宙の守護者になっていく話。

●感想

 物語は、主人公の母親が亡くなるシーンから始まる。そこから時が流れ、成長した主人公は宇宙で盗みを働こうとするが、その場に現れた敵たちとの争奪戦に巻き込まれてしまう。何とか逃げ切るものの、敵は懸賞金をかけ、さらに部下を差し向けて執拗に追ってくる。

 主人公が盗んだオーブを売ろうとすると、取引相手は敵の名前を聞いて顔色を変え、売買を拒否。そこに賞金稼ぎや敵の部下が押し寄せ、またもや乱闘に。結局、全員まとめて警備隊に捕まり、刑務所送りになってしまう。

 刑務所では囚人たちに絡まれたりしつつも、主人公たちは共闘して脱出を果たす。そしてオーブを“コレクター”と呼ばれる人物に見せたところ、そのオーブは触れると爆発する危険物だった。さらに仲間の一人が敵に情報を漏らしてしまい、オーブは奪われてしまう。

 一度は宇宙空間に投げ出された仲間を、主人公が命懸けで救出。だがその後、育ての親でもある宇宙の強盗団に捕まってしまう。最終的にはその強盗団とも手を組み、敵がオーブの力で惑星を滅ぼそうとするのを阻止するため立ち向かう。

 市民を避難させつつ、敵の巨大宇宙船に突入して壮絶な戦いに。宇宙船は墜落するが、主人公は爆発すると言われていたパワーストーンをなぜか無事に触り、その力で敵を消滅させる。最後は人々から英雄として表彰され、仲間たちと新たな旅へと出発して物語はおしまい。

 この映画の魅力は何といってもキャラクターの個性にありました。ケビン・ベーコンをこよなく愛する軽妙な主人公に、緑色の女暗殺者、モフモフ感たっぷりのアライグマ、そしてセリフが限られているのに愛される樹木の男など、個性派揃いのチームが笑いを誘ってくれます。

 お宝をめぐるワチャワチャとしたドタバタ劇から始まり、やがて敵との直接対決に至る流れはまるで宇宙版「特攻大作戦」。ただし、途中で彼らが捕まったり、行動がどこか抜けていたりと、プロフェッショナルというには程遠い面々でもあったり。

 アクションに関しては大味で、特にクライマックスの大爆発シーンはテンポが単調で少し眠気を誘われました。70年代の洋楽が随所に使われているが、詳しくないとその楽しさに乗り切れない部分もあったり。

 主人公がなぜ爆発せずに生き延びたのかという説明もやや唐突で、物語に入り込むまで少し時間がかかったのも正直なところ。ただ、それでも寄せ集めの仲間たちが最後に力を合わせて世界を救うという展開は王道ながら熱く、しっかりとしたカタルシスを感じさせてくれる1本でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2014/09/21  成田HUMAXシネマズ  2015/02/06 Blu-ray 2017/05/13 Hulu 2023/05/04 Disney+

監督ジェームズ・ガン 
脚本ジェームズ・ガン 
ニコール・パールマン
出演クリス・プラット 
ゾーイ・サルダナ 
デイヴ・バウティスタ 
リー・ペイス 
マイケル・ルーカー 
カレン・ギラン 
ジャイモン・フンスー 
ジョン・C.ライリー 
グレン・クローズ 
ベニチオ・デル・トロ 
出演(声)ヴィン・ディーゼル 
ブラッドリー・クーパー 

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