映画【甘い鞭】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 女優とSM嬢の2つの顔持つ主人公の話。

●感想

 17歳のときに拉致されて1ヶ月凌辱された主人公。32歳になった今は昼間は不妊治療の医師として、夜はSM嬢として働いている。拉致されたときに犯人を殺害したときの快感を求めて、SM嬢としてその時の快感を求めている。
 膨大なナレーションで主人公の状況説明や心理描写を描いていきます。

 そしてガッツリなSM映画で物語の大半は緊縛だったりハードなSMシーンの連続でグッタリと疲れる内容でした。
 物語が動くのはお客さんに命じられて、今までM役だったのがS役へと変更されたことによって、あの時の甘い快感を思い出していく。そして真正のサディストのお客さんと出会ったことにより、喜びを再び味わっていくという。
 女優さんたちの体当たり演技が物凄くて、1つ1つのシークエンスが長いため、延々とレイプされたり殴られたりするのを見てるのが辛かったです。17歳役の女優さんなんて登場時間のほとんどが全裸という。

 血の味が快感だと思い出して甘い味を求めていくクライマックス。全身血みどろの壇蜜さんが凄いことになっている映画で、石井隆監督らしい単純なエロではない独特の世界観が相変わらずの映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2014/07/19 DVD

監督石井隆 
脚本石井隆 
原作大石圭
出演壇蜜 
間宮夕貴 
中野剛 
屋敷紘子 
中山峻 
伊藤洋三郎 
中島ひろ子 
竹中直人 
喜多嶋舞 
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